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よしもとばななに始まり河合隼雄からスラムダンクにヴィトゲンシュタイン、古武術の甲野善紀に西原、志麻子、伊藤比呂美に鈴木大拙から果てはみうらじゅんまで。
その"果て"の書である(失礼千万!)「アウトドア般若心経」が、拙宅トイレの読書コーナーに置いてあった。
以前にもこの本について妻から「面白いよ〜」と言われて読んだのだが、今回改めて臭い付きの部屋でしゃがんで読み返すに、ムムと思わせる部分有り。
それは、あとがきにある
「空アリ」
のクダリ。
般若心経の真髄『空(くう)』、その「何もない」がアリとは。
ナイことがアル。ゼロの発見のようだ、と。
更には「空ナシ」まであるという【駐車場、アパート】。
ナイことがナイ?
言葉遊びと言ってしまえばそれまでだが、switch誌vol.34にある藤原新也のレトリックに比べれば突飛さはなく、受容できる。
般若心経の一字一字を街探しする行為の馬鹿馬鹿しさ(真摯さ?)にもまた、共感できる。
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