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この太った将棋棋士のことは、随分前に家内のお薦め本として読んで知った。
その単行本「聖の青春」、実は家内の数少ない、といっても私に比べりゃ多いも多いが、その友達の摩子ちゃん(仮称)という大学時代の友が貸してくれたものだったそうだ。結婚前の事なので10何年前と記憶する。N●Kのプロディーサーという職業柄、この手の情報方面に張っていたアンテナに掛かったモノの一冊と思われる(よもや彼女の制作番組?)。
●同時進行で書いていた日記;【懺悔】
今年の春に仕事で出掛けた山でマムシを捕獲し、マムシ酒を作成した。部下の大隅ちゃん(仮名)が欲しい欲しい言うのであげたら大いに喜んだ。
マムシ酒は、ペットボトルの蓋にドリルで穴開けして空気穴を作り、一ヶ月ほど水漬けにしてマムシ体内の老廃物を取り除き、身綺麗になったそのマムシを四十度程度の焼酎に漬けて作成する。滋養強壮、また打撲傷にも効くという。
あげた後にもマムシ捕獲の機会があって再度マムシ酒を作ろうとペットボトルに保管して置いた。その際に作り置きの穴開き蓋が見当たらず一時的対処のつもりで密栓、気に掛かってはいたものの多忙にかまけて数日置いて手を掛けた頃には死んでしまっていた【5/16】。
死なせてしまった。
「これは祟りがある」と直感し、近所の山神神社に謝りに行った。
起こるなら直後に出掛けた南ア・三峰川遡行で何かあるだろうと、単独行故に相当気を引き締めて山行に望んだ記憶がある。結果、無事に下山できて放免された気でいた。
6/20の母の病気宣告を受けて、暫く経って「あっ!」と思い当った。『親の因果が子に報う』という言葉が在るようだが、これでは逆だ。
週末11/27、両親を姉に看てもらっている間に食糧調達に出掛け、スーパー隣の書店に購入を忘れていた岳人誌十二月号を目的に入店すると、入口特設コーナーに「聖の青春」文庫版が平積みにしてあって手に取りプロローグを読んで「あっ!」
兄が投げた石がマムシに命中し、胴体のちぎれたその蛇が林の中へと姿を消した翌日、まるでマムシの呪いがかかったかのように弟の聖が発病するところから物語は始まっていた、、、、。
背筋が寒なった。
この作文の落とし所を、未だ見つけられないでいる。
★主役の松山ケンイチ起用にはたとい太ったといえ疑念を差し挟む余地あり。
ここはズバリ、内山君で。
蝮の祟りはことさら強いのかな。
今日あたり始まった鳥インフルエンザの「処分」など、もっと祟りがありそうな気がします。病死個体が見つかれば看病もされず周りも全て皆殺しで、「感染した肉を食べても人体には影響がない」と言っているにもかかわらず、食べられもせず、廃棄されてしまう。蝮の涙どころではないよな、と思います。僕が鶏肉を食べる気がしないのは、うまくないからだけではなくてこの気味わるさがあるからです。
「一ケ月ほど水漬け」というのは、この間は生きているの?何か怖いね、その間に念が籠っていそうな。
鳥インフルエンザのニュースを見て、少し、私も似たような事を考えていました。一晩で1万数千羽を殺すって大虐殺じゃん。「経済動物」という言葉があると聞いた時も複雑な思いを持ちましたが。いや、お肉は食べているので、綺麗事を云うつもりはありませんが、・・・。
シェイク米山様
「軽罪動物」いや「経済動物」ですか、都合の良い言葉を捻るもんだなぁ。
今朝方家内にも言われまた、服部文祥氏も蛇食べまくっているところからも、命を慈しんだ上で生き物を食物として頂戴する思い有れば罰も当たらないけれど、その思いも無くただ悪戯に殺めるのは罪深いことだと考えました。
公益性を盾に殺処分というドギツイ言葉もありますが、仕事とはいえ行為者は悩ましい思いで一杯だと思います。
マムシは一ヶ月エサ無し水漬けでも生き続けます(変温動物だからという説明がある)。こんな生命力の強さがマムシ酒信仰に繋がりまた「マムシ」と渾名される所以でもあるそうです。
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