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林業に従事して3年目の冬の2009年、平成21年1月19日のこと（おお、偶然にも8年前！）。
学歴不問で採用しておきながら「お前ら大卒やろ。行って話聞いてこいや。」で社長に推されて同僚早矢仕と出掛けた造材研修会（その実、合板工場への出荷説明会）で、壇上の事務局側説明者席に座る男に「んんっ！」と見覚えアリ。
説明会修了後、声掛けして「あの〜。もしやマモッちゃん？」ニヤリと「如何にも」。やはりそうだった。
青池守(仮称)、高校時代の同期にして数少なかった理系生物選択の同輩だった男だ。
当時通った長良川高校(仮称)では、対外的な大学進学率向上が学内での至上命題だったらしく、理系ならば大学受験に汎用性の高い？物理を選択すべしといった雰囲気だったのだが、成績悪くなかったもののその物理を私は蹴り、生物を選択した少数派で、マモッチャンもその内の一人だった。卒業後、農大へ。ちなみにその生物クラスでは時同じくしてで奇しくも同じ大学を受験したオギソという女子とも机を並べていた。共に現役で岐阜から北海道の大学合格後、偶然に引き寄せられて気に掛けていた女の子だった。ウチレベルの高校から同大を受ける人間など皆無に近いことからの偶然話であったのだが、膨らまそうにもペチャンコの話なのでオギソちゃんの話はこれまで。
マモッチャンとはこの出会い数か月後、あの岐阜で有名な手力の火祭会場での群衆の中バッタリ再会し、同高校同級だった結婚相手の奥さんと男の子を紹介された偶然もまたあった。
1月19日に話戻って、お互いのこれまでや過去の話の中で思い出したかのように「そういや、上田が死んだの知っとるか？」と問われた。「えっ？マジ？」
数少ない互いの共通の友人にして、私にとっては中学から同高校に進学したこれまた少ない友の中でも心安い方の友人で、その「上田はん(仮名愛称)」が四十を前にして病気で亡くなっていたという。
話し変わって翌年の2010年夏、購入した中古住宅の建つ場所は実家からも程近く、中学に上ってから３小学校の学区が合わさって「学区内」となった地で、中学旧友と再会の機会もあるだろう、程度の認識で転居した。
その前後は忘れたものの、中学の卒業アルバムで転居先周辺で知人友人は居まいかと探りを入れると何と！3軒隣が前年話題に上った上田はんの御宅だった！
何たる偶然！
隣のクラスの喋ったこともない獅子舞顔の女子でもヤンキー男子でもテニス部キャプテンでもなく、こんなにも近しい人物の御宅傍に越す偶然の確率たるや如何程か？
ましてやその当の上田はん死去の話を一年半前に聞いたばかりでこの偶然とは如何に？
越してじき挨拶に伺えば、御両親と同居後の死去だったそうで、奥方のマチャミさんと一男一女の子等と5人でお住まいだった。
亡くなったことは共通の友人から聞き及んでいた話もしたが果たして通じた事か？
そこで振り返り仏前の写真を見て一瞬「え？人違い？」とビックらこいてしまった。どうやら幸せ太り故の恰幅の良さで見誤ったのだった。頭髪は、以前と変わらぬ鳥巣頭で。
目標とした信州大学工学部に進学して就職で岐阜に戻り、そこでこのマチャミ氏と出会い結婚したげな。死因は急性白血病との事だった。
「もうちょっと早かったら、二人で一緒にお酒でも飲めたのにねぇ。」と発言する御母堂の横で、マチャミ氏は涙ぐんだ。
マチャミ氏も、生来の気丈さに加えて主人を無くして家事に育児に気の張る日々を過ごして「キッツイ」一面もあったがここ最近はどうだろう。冷え冷えとした雪の週末、久方振りに道での除雪中に挨拶を交わした。そんなマチャミ氏に台湾語で声掛けするなら「慢慢的」か。
長良川高校関連での話も別にあって、またその機会を作りたい。いや、次回。
【「偶然」備忘録�◆�
女房の父が長良公園西の高校で国語か古文を教えていました。macchanの時代だったと思います。ひょっとして教え子？生徒には人気がなかっただろう気難しい人でした。イニシャル「K」です。
うわっ、またまた面白いお話がっ！
帰宅してイニシャルＫで調べてからまた返答します。
ウマくすると(ヘタをすると)マースケ１さんと私は「義理の父の教え子と繋がっている」話になります。
帰宅後早速アルバムをひっくり返しましたが、イニシャルＫの国語ティーチャーは、熊田という女性のみでした。奥様の御尊父はその女性ではないはずなので、、、、僅かに世代のズレがあった模様です。残念？ホッとした？ 失礼致しました。
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