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所属した大学山岳部にも過去からズラリ連なるOB名簿があって、私はその末席を汚す者である。
中で、岐阜を居住地とする方は極めて少なく私を含めて3名のみ、そのお二人は偶然にも昭和37年入部の同期とあって岐阜に戻る以前から気にしてはいた。
後に知るところとなるのだが、そのお二人共に、私にとっては只ならぬ誤嚥の、いや御縁の方々だった。
まずはそのお一人目、平氏(仮名)。
歴史上の人物にもある平という苗字は、一文字故に忘れようもなくまた平氏の勤務先が当時の国立大学で役職は教授とあり且つ、その居住地住所が私の中学時代の学区内という偶然も手伝って、手前勝手に近しい存在に思っていた。
私は40の歳に中古住宅を購入し、各務原市から引っ越した先がその中学区内で(勿論私の意思も働いてはいた)益益勝手に身近に思えた平氏だったが、その節知人検索で埃被った中学校卒業アルバムを持って来てバラバラ捲っているうちにハタと留めて見た一同級生に「平」君が居て「ひらめいた！」【「あばれはっちゃく」より引用】
一緒のクラスになったことは無かったものの、クラシカルな眼鏡を掛けた旧制高校然としたヒョロヒョロの平君は、運動はさて置き勉強は能くして岐阜で最も歴史ある大縄場高校(仮称)へと進学したまでは覚えている。オマケにその名前に山岳の「岳」の字も付されていたので確信を持った。
その珍しい苗字と住所は「平氏」と「平君」でほぼ一致しており(岐阜市はかつて1990年周辺に住所表示を変更している)「平氏」の卒業年からして私と同年の御子息「平君」が居てもおかしくはない年齢だ。
山岳部OB会のメーリングリスト中にあった「平氏」にある時思い切ってメールした。
「私は1990年入部のmacchan90なのですが、もしやご子息は昭和45年生まれで鮎川中学(仮称)卒の平岳君(仮名)ではないでしょうか？」と。
じき返信されたメールには「如何にも」の四文字が。
その際、平君は大学卒業後に趣味なのか？JRA日本(仮称)に就職したとの話を伺った。
同じ中学校同窓の平君が、その何年後かに当初の目的からズレた所にある部に私が所属し活動後に入れてもらったOB会の先輩の御子息であるこの偶然たるや如何に！
ひっくり返せば、北海道の大学山岳部の先輩子息は、岐阜の私と同じ中学の同年生だった！
『自分の母方の親戚のオジサンの数軒隣りの家の次男が、私の所属した北海道の大学山岳部OBだった！』位の話か？
次回はその『自分の母方の親戚のオジサンの数軒隣りの家の次男が、私の所属した北海道の大学山岳部OBだった！』話が出来たらいいと思う。
そのOBお二人目については次回へ。
【「偶然」備忘録�ぁ�
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