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いや、鬱症状とせん妄は抜けていないのでやはり見舞うが正しそうだ。
これまで五十年、持たれ合って暮らしてきた伴侶を亡くし、さりとて別に寄り掛かる趣味も持たないために覇気もなく生きている感じで「のど自慢」を観る目も虚ろだ。
まあいい、これはこれで親父の人生だ。お節介は焼かない。
焼かぬ代わりに花位は持って訪れる。
今日は親方キヨっさの売り花「イカリソウ」を持ってきた。
キヨっさん、安ぅに売り過ぎ！
次回はイワザクラ買いに行くわい。
今回は、翌日に母の四十九日法要を控えており父の参加の可否を見極めに来たのであったが、早々と「明日は頼むなぁ」と制された？。おう、格好良ぉにヤっとくで任せとけ。
娘�△噺�舞うと、別れ際に「バイバ〜イ、タッチ！」を求める娘に対して僅かながら表情を見せる父に、希望を持ちたい。
何の偶然か、このホームが以前書いた「入口」至近の場にあって、見舞った際にその「異界」に立ち寄り関牛乳ソフトクリームを舐めるのがここのところの慣例となっている。
https://www.yamareco.com/modules/diary/1946-detail-111120
前回注文時にトグロ巻いて出してくれた女の子は久し振りに感心してしまう程に上手だった。
今回はう〜ん、ズバリ下手！ 形も量も全くなっちゃいない。。
SAは、モータリゼーションによる高速移動で別の世界から急遽岐阜という他県へ入り込んでくる場所なのであるからして、下手をすればここでの店員の一挙手一投足が「岐阜県」というイメージを固定付けてしまいかねない極めて緊張度の高い場所なのである。一アルバイト店員位の認識では困るのである。
「関SAサービスエリアのソフトクリームのトグロが凄いっ！」
位言わせるレベルに、早急に達せねばならない。
昨日娘と訪店したカツや接客対応の女性マスク店員の余りの融通の効かなさに「愚鈍」の一言を浴びせ掛けかけたが止しておいた。意思が感じられないんだぁよ。
そう思ってトグロ舐めしていると、別の二十歳半ばと思しき男性レストラン店員が、手隙にフードコートを廻って乱れた椅子を並べ直す手際を見せて私を感心せしめた。来客への声掛けも極めて自然で、この手の未来ある若人に岐阜の将来を託したいものだ。
登山や観光時に当SAを通り過ぎた際、至近に巨●氏や我が親父がボンヤリと存在することを認識頂けると、何かの為に成るかもしれないし何の足しにもならないかもしれないけれど「バタフライエフェクト」よりかは実効性があるものと思われる。
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