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過日行った山間部での測量中に見つけたチャノキの場所を覚えておいて、昨日新芽を摘みに行った。
親方キヨッさに言わせれば「時期としてちょっと遅ぇくらいやが、売りモンやねえんやしやってみりゃえぇ」と。
失敗作を飲み続けるのも苦しかろうと、量は程々にしておいた。
ここは敢えてグーグル先生の世話にならず、我流で通してみたい。
乾煎りして手で揉んで乾かす、という大枠だけで製作してみた。
これら工程は、熱を加えた上で揉んで細胞壁を壊し、水分が蒸発しやすくなった結果、保存に適した乾燥状態の葉にする、という意味と解釈した。
そのお味は。
うん、お茶ではある。単なるお茶、である。
白湯を飲むよりかはマシ、といったレベルである。
やってみて気付いたが、この単純工程の"土俵上"で美味しい御茶を作り出すには、決して外してはならない鉄則やちょっとしたコツがあって、それを突き詰めるところに日本人としての特質も見出だせるものと思う。台湾烏龍茶があれ程美味しいお茶であることに、かつての日本人の手が大いに入っていることを聞いて、そう思ったことがある。
栽培時期、場所(標高、地勢、水捌け)、摘み取りとそのタイミング、焙煎、手揉み、冷却、乾燥、出荷と工程毎の配慮の上で美茶が生まれるのだらう。
自らの手を下してやってみないことには解らないことも多い。
道すがらの茶畑を見る目も変わってきた。
枝付きの茶葉を直接火にかけ（焦げないように）葉がしんなりしたら、適当に揉んで豪快に熱湯にくぐらせたら出来上がりです。香りはこれが最高です。いちどお試しあれ。
熱湯にくぐらす！ 次回必ずやってみます。
先週、私も笹畑山1065ｍ行ってまいりました。あの地に立てて嬉しかったです。
山名板の掛かっていた大木の下に、私の「たき火」跡が残っていたと思います。今は枯草への延焼が怖いでしょうが、私のときは雪が残っていたので、それで湯を沸かしてコーヒーを淹れました。
豪快生茶でワサビたっぷりのお茶づけは絶品です。好みによるでしょうが。
私が見た山名板が掛かっていたのはシロモジの小木でしたので、マースケさんの大木とは別の木のようです。
生茶生山葵茶漬とは、大人過ぎデス。いやオジサンに過ぎますか。絶品！
今日の測量時に山葵を見掛けましたが、ヒルにもやられました。
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