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緋牡丹ってぇのは、、、どうやらサボテンのようだ。
「緋牡丹博徒 一宿一飯」を観た。ロイヤル劇場にて。
「緋牡丹博徒」は全国の仁侠映画ファンから喝采で迎えられて大ヒットした映画だそうで、それを受けてシリーズ化されており本作はその第二弾に当たる。第一作公開(1968.9)から僅か2か月後のものである。
所謂「勧善懲悪」モノである、といっては言い過ぎだろうか。義理、人情、筋、渡世。
「平成の上戸彩」と言ったら叱られようか、いや叱られまいいやきっとお叱りを受けるだらう藤純子(富司純子)主演の物語である。
後に「犯人さん、出ていらっしゃい。」の名言を残す矢野竜子、美しすぎる。その娘があの寺島しのぶか。
第一作製作時22歳だったとはとても思えぬ物腰である。今日日の自称「女優」であの器の二十二歳は居やしまい。
若山富三郎登場の意味が解らないが、菅原文太、鶴田浩二は流石に存在感が強かった。当時35と44歳か。
これ以上”キマッた”鶴田浩二作品があるのだらうか。
戸ヶ崎の舎弟分だったにも拘わらず不義をはたらきまくる天津敏(あまつ びん)、笠松の野郎にギリギリと歯噛みするシーンが多くある。
その天津敏、実にビンが長い。
一人残された村井国夫を慕う「平成の鈴木紗理奈」城野ゆきを純白の絹糸の上で手ごめにしてしまうシーンはホント、見ていられなかった。
そのド悪党笠松の最期は、自らが富を得たその純白絹糸上で殺られ血に染まるというカタルシスが用意されている。
今週は今週とて「緋牡丹博徒 お竜参上」を観た。
「一宿一飯」で笠松の懐刀として敵役で登場した菅原文太が、本編では助太刀で登場、如何にも格好イイ。
コチラの若山富三郎には大いにウケて、劇場内で声上げて笑ってしまった。
ワルやなぁ、だからこその勧善懲悪モノの受け処か。
第一作から観てみたい。借りて来よう。
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