昨日行って帰ってきた三方崩山でのこと、山頂直下の雪庇で警戒していたにも係わらず、それは起こった。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1393285.html
一度目は警戒した左ではなく、右に出来ていたちょっとした雪庇で発生した。左手にばかり気が向いていたための怠慢からだった。
「パスッ」
身体がカクッと沈み込んで、止まった。雪庇の崩落は無し。
二度目はそれから直のことだった。
「バスンッ」
今度は重い音と共に身体が這松の穴に嵌まった。雪庇崩落もなく穴で止まったこともあり恐ろしくもなかったけれど、肝は冷えた。
埋まっていないダケカンバやコメツガを頼りにそれらに寄って歩いていたのに、避けられなかった。
これで引き返すわけでもなく、更に進んで山頂を目指したのだったが、その際に入った亀裂が細く長くピシーーッと30m程連なっていたのが観察された。融雪と共に、この亀裂から雪庇が崩落するのだろう。
単独でこれである、複数人で歩けばやはりこの頻度は上がるだろう。その崩落に巻き込まれる滑落の危険度も増すことに思う。
今回は雪庇踏み抜き未遂で済んだ。これも得難い貴重な体験である。
これで仲間が滑落死したこともある。そのオロフレ山を想った。
三方繋がり山行の2000.1佐藤氏の記録三日目にもそのシーンがある。
以後、大いに注意したい。
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