スイカ売りのオバちゃんに「風穴ここにあるの?」と尋ねれば、ここにはなく車で数分下ったところにあるという。道の駅施設脇に、ヒュゴーッと冷風吹く穴があるかと思ったのに。
こんな暑さの中での風穴は値千金である。実はつい先ほど、美ヶ原の沢中で見つけたばかりだったのだ。復路の、「焼山の滝」左岸大高捲ルート途上にそれはあった。ヒョイと摘んで持ち帰りたいような代物だった。
かつて盛夏に南紀で美渓・栂谷を登った帰途、道脇に風穴の看板をみつけて立ち寄ったがこれもまた暑かった日だっただけに心地好かった。郵便配達員が、往復する中で涼んできた歴史があると記載あった。
先週寄った豊科近代美術館の売店で、山岳写真家の田淵行男氏が纏めた「残雪の芸術」である雪形研究冊子を購入した。
今週は今週とて訪問した大町山岳博物館で、同種の風穴冊子を見た。穴なら何でも風穴になるわけでもなく、地形的成因があるとソレに記載あった。夏に冬に、それは酒の醸造やお蚕さん等々に活用されてきたという。その一昨日に泊まったカクネ里出合近くの幕場は、雪渓穴から冷風吹き下ろす、涼しいを越えたお寒い天場だった。
風穴の里を去り、美濃を通過中聞いたラジオは、その日中の美濃市が40.6℃を記録したと報じていた。
帰宅前に長良川に立ち寄り、投網漁師しか居ない川の橋の袂でパンツ一丁で水浴びした。
梅雨明け以降、珍しく長く続いた晴天も接近する台風12号で一区切りの様である。妙なコースで通過する模様だ。
これまで些かゲンナリするほどの酷暑だった。山の中に居た情報原人の私は、7月23日に埼玉県熊谷市で観測史上最高気温摂氏41.1℃を記録し、五年前の2013年に高知県四万十市で記録された41.0℃を上回ったことを昨日知った。
未だ7月だが、来る8月は如何に?
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