チチ

　濃霧のため渋滞の起きた朝、出社して土場で社長を待つ間に「すっぴん！」を聴いているとゲストはゴンチチというギターデュオだった。かつての同僚バッキーが好きたっだはずだ。
　そもそものグループ名の由来の話で「ゴンザレス」は女性レスラーから、「チチ」は何とチャーリー・パーカーの曲「チチ(CHI-CHI)」から採ったのだと。チャーリー・ワッツ(dr、転石)のチャーリーもパーカーから採ったとは、知らなんだ。まぁ、確かにカッチョエエ曲ではある。

　そんなことはイイとして、当の社長だが特殊伐採の疲労が重なって高熱で倒れていた。ので、私もおとなしくしていることに。疲れるよね、高所は。実のところ私も昨日の大径コナラの根伐りで疲れていたので丁度良かった。
　突然降って湧いた休日、何をするか何に費やすかにその人の真価が問われる気がする。
　関SAでプリンパフェを食べながら考えた。モニターに映し出された稀勢の里、引退か。彼もこれからだ。その結果、映画も中古CD漁りも止めにして、先だっての作業現場に薪を取りに出向き、そのパーカー聴きながら自宅で薪割りし、煙突掃除して灰を畑に撒いたら一日が終わった。
　伐りたてのコナラはバカバカと割れて気持ちいいことこの上ない。コナラの割った香りは今一つ、ですが。やはり私はヒノキがいいや。

　割って積んだ薪を見るに、収穫行為は人の心を著しく満たすものである。
　あとは火を入れて、飲むだけ。