エコー=反響、チェンバー=部屋 ⇒閉鎖空間。少数者の偏った意見でも嘘の情報でも、仲間内で反響が反響を呼ぶうちにその信念が増幅強化され社会全体を呑み込んでしまう現象で、今のトランプ大統領の当選もその表れとみられている。
特集されたそこで記事を書いていたブレイディみかこ氏を知り、偶々書店で見掛けた文庫本「This is JAPAN」を購入して読んだ。気付いたが、文庫本も地下足袋も、私の知らぬうちに値段が随分と上昇したものである。
昨日4/4の紙面一面「余録」にもこの言葉がある(泡沫候補のトランプ氏、何て表現がこんな場所に掲載されていいのだらうか。そこいらの文章の綾がわからない)。
また、その日掲載の「月間ベストセラー」総合の二位にブレみか氏の「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」が入っているが、ちょっと立ち読みした限り、かなり面白い感じだった。ブレイディみかこ氏は、修猷館高校卒の1965年生で、旦那も金融業に身を置きながらリストラを機に「やってみたかったから」と大型ダンプの運転手に転進したという。
尚、文庫の二位にはカミュのペストが。
このご時世に、新聞情報というのは有用に思う。先日、ある識者も「ネット情報ではなく是非、新聞から情報を得る様に努めて欲しい」とラジオで伝えていた。断片的なネット情報は単なる知識に留まり、新聞や本からの知識は総体的な知恵に繋がっていくということなのだらう。
エコチェンでコロナウィルス禍を加速させない為にも。
【追】今日の紙面には、この間観たマルクス・ガブリエルの番組に登場したという若き哲学者・斎藤幸平氏が連載を始めた「分岐点ニッポン新本主義の先へ」でウーバーイーツ体験を掲載している。『だが、裏を返せば創造性を発揮する余地は少ない。』
CWニコル氏の訃報も。『お前はまだ人生の唄を残していない。生きて唄を残せ』
高橋源一郎氏の人生相談、今回は一刀両断っ! 家内は感動っ!!
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する