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今日のロイヤル劇場では当初上映予定だった深作欣二監督特集�◆嵋汁�パニック大激突」がフィルム状態が著しく悪いため中止とのことでその代りに掛かった「柳生一族の陰謀(1978)」を観た。130分の大作、であった。
鑑賞後の感想は一言、、、、、、「無残！」であった。
ただ、私好みの役者がズラズラリと登場してウハウハだった。
出雲阿国の大原麗子はやはり美しい。家光、忠長のオッカァ役の山田五十鈴と大原麗子を見て、次女の同級生だったチトセちゃんを思い出した。ソックリ。
柳生の女剣士、茜役に志穂美悦子いや、長渕悦子。いいなぁ。
「麿は、」の烏丸少将文麿役に成田三樹夫登場、茜を殺る程に強い役どころだった。これもイイ。並んだ公家の九条関白道房は、金子信雄だったか。
強いと言えば千葉真一を隻眼にしたのが丹波哲郎だったが、もうちっと活躍の場を与えて欲しかった。丹波の演技、大好きなので。
家光の腹心、松平伊豆守信綱に高橋悦史。相変わらずお顔が濃い。
夏八木勲は男気ある死にっぷりだった。
先週の「資金源強奪」では今一冴えない室田日出男だったが、今回は根来衆を統括する男を上げた役どころだった。
その根来衆の一人、真田広之が若い。葉月里緒奈もびっくりのはず。
で、主演の柳生但馬守宗矩、萬屋錦之介だが、当時46とは思えぬ物腰である。一挙手一投足がすでに歌舞伎、である。こういう人との共演は、さぞや苦しいものがあると想像する（高橋悦司）。
見応えアリだが惨いエンディングにグッタリして退場し、気を取り直して「サンデービルヂングマーケット」に繰り出した。
先月は油彩画を購入した。
今日は微塵柄の「覗き」をお安く見つけてウハウハと盃ニヶと共に購入した。微塵柄、大好きなので。
高島屋ではレコードセールが開催されており、値打ちなジャズのCDをザザッと8枚抜いてきた。
バスに乗る前の十分で、たまに行く古本屋『徒然舎』を覗くと昨日「世界はフラットにもの悲しくて 特派員ノート1992-2014」で気になったフアン・ルルフォ「ペドロ・パラモ」があったので、こちらもピッと抜いてきた。この古本屋は鴨居玲の図録が在ったり坂本直行の本が在ったり、こんな岩波本までもシレッと置いてあるそら恐ろしい本屋である。
帰途のバスで、西日に輝く長良川を愛でつ何日か振りの缶ビールを空け、ペドロ・パラモの解説を読んだ。
今週も、風邪は治らなかった。
また、除伐の日々が始まる。
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