古橋選手は興国高校、中央大を卒業して2017年にFC岐阜でデビューし、2018年8月までの約1年半在籍した。その後、ヴィッセル神戸で”お兄ちゃん”イニエスタに鍛えられ、セルティックに移籍後も初年度に20得点を挙げる大活躍を見せた(それでも2017年度は大本祐槻選手の方が注目を集めた記憶がある)。この選手の図抜けた点は、大舞台に立っても臆することなく振る舞う肝の強さにあるのだろう。そして得点という結果を出す。岐阜時代にも目を引くシュートシーンは多くあったが(J2での2017年度は42試合6得点、2018年度はわずか半年で11得点して神戸に引かれた)この選手がここまで大化けすることを予測できたファンは果たして居ただろうか? 青木翼選手だけかもしれない。いや、彼でもここまでは・・・・。かつてワールドカップにも帯同された大木監督や、共にピッチに立っていた庄司選手はどうだったか聞いてみたい。
Jリーグ選手名鑑2019に、濁音だらけのダビド・ビジャ、イニエスタと三並びで掲載されているのも過去が何かを伝えている。左から、推定年俸3億、30億、0.3億。
古橋ではなく前田大然を選出するかぁ(前田も好い選手なのだが)。ワールドカップではこの舞台でブレイクする選手が必ず居て、(既に海外組ではあるものの更に)古橋はそんな選手の一人になれる可能性を秘めた数少ない日本人だと思う。だからこそ、そんな可能性に賭けて選出されて欲しかった。何はともあれ得点しないことには勝ち上がれないのだから。そんな古橋選手も、今日の対ドイツ戦を我々同様に一観戦者としてスコットランドの自宅(か、パブ)で観ることだらう。今回の悔しさを糧に4年後に出ればいい、同窓の南野拓実に負けるな。
本日の試合を2-1で日本が勝利しドイツが負けると予想したドイツの爺さんがテレビに映っていたがさて、如何なる結果になろうか?
【追記】あ、当たったヨ、ドイツの爺ちゃん! 惜しくもオフサイドだったが前田のシュートも幾ばくかの作用があったと思う。総じて日本人の、針に糸を通す繊細な気質と、今風な大胆さを見た気がする。
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