「好人好日(1961)」には大学の変人?数学者教授が登場するが、奈良が舞台とあってこれは明らかに岡潔がモデルだらう(それらしく似せた、笠智衆)。北大にも所属したことがあって、中谷宇吉郎とも親交が厚かったといふ。
岩下志麻も、淡路千景も、高峰三枝子も北林谷栄(!)もヨカッタ。ただ、あれだけ多くのエピソードを持った数学者キヨッさを登場させるなら、もっと反映させるべき余地は沢山有ったろうに。少なくとももっと「情緒」あるエンディング【ending】にもなったろうに。これだけショーモナイ(仕様も無い)映画によくもまあ仕上がったものである。珍しく30人も居た観客の中から、嘆息する声を私は聞き逃さなかったアルヨ。
鑑賞後には好物のカレーを食べ、以前仕事で神社の特殊伐採をした際に下見しておいた山に登るつもりで準備していたのだったが、明日から10月だとは思えないほどの暑さで、止めにした。もう、10月だぜ。
今年の夏の暑さに異常さを感じず、何も策を講じないとなれば、我々現代人は未来の人たちからその無策振りを嗤われよう。地球の終わり【ending】も遠くはあるまいて。化石燃料100%、少なくとも一人乗りの車でクーラーをかけるなんて、、、、、ありえん。地球の資源を収奪し、温度を上げ、享楽に生きる人間って一体何の存在なのか? 今月、台風って上陸したっけ? 岡潔なら、どう答える?
林業親方のキヨッさも亡くなった【ending】。
朝の連続テレビ小説「らんまん」の最終回エンディング【ending】では、何故か私の好むネジバナと、キンセイランが現れた。キヨッさと出会わなかったら、私がキンセイランと出会うこともなかった。
キヨッさがこの世から居なくなり、お陰で我が身の終わり【ending】を思ってみた。沢登りが、山登りがどうと言うのだ。
昨晩の月は、それはそれは美しかった。
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