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「芦川いづみデビュー70周年記念」と題して上映された第二作の『硝子のジョニー 野獣のように見えて(1962)』を観た。
舞台が函館であるという予備知識を仕込んで好意的に出掛けた。のだったが、内容についてはむ〜ん。日記には書かなかったが、昨年末12/15に観た今井正監督作「キクとイサム(1959)」のほうがまだ良かった、気がする。
主役の芦川いづみは”オツムの弱い”娘をそれらしく演じ、宍戸錠は既に豊頬していた。本映画はそもそもアイ・ジョージのヒット曲『硝子のジョニー』の映画化で、ご当人ジョージ氏も準主役級で演じていた。確かに歌が上手い。また、端役で登場した呑み屋の女将・南田洋子は相変わらず美しかった。当時の呑み屋のどんちゃんっ振りが凄い。呑まんきゃやってらんねぇよ、という雰囲気。
終盤に、私がその30年後の1992年に暮らした七重浜の海岸にて、みふねがゴロゴロするシーンがあって懐かしかった。臥牛山と、煙を吐く煙突が映っていたので間違いあるまい。尚、私はゴロゴロとしたことはない。
鑑賞後、古書店・徒然舎へ。買い取り10点で600円。これの差し引きで以前より気に掛けていた田中恭吉の図録を1,980円で購入（売価8,500円！）。ここでアイ・ジョージの古書を見掛けたのも不思議な縁だった。
帰宅して観たNHK大相撲初場所にはレスリング東京五輪金メダリストで「熱く、冷静に、大胆に」の須��優衣氏がゲストとして控えていたが、彼女は芦川いづみに極めて似ているし、俺は沢ヤダのN氏の奥方にも似ておられる。
テレビの後にはジョニーに因んでジョニ・ジェイムスのレコードを聴いた。こちらもまた、美しい。
何故か前回の日記に聴いて書いたのもジョニだったのも不思議だ。
フェリーの汽笛の音を聞きながら、途方に暮れていたものです。
あの浜も、今はちっとはキレイになったのかしらん。
途方に暮れた割に、今は堅実でないの。また遊びに来て。土産を用意しとくで。
やりたい事ができて堅実な道に進むことになりました。
また近い内に遊びに行きたいので、楽しみにしてますね。
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