この展示の開催は昨年12/16の新聞紙上で知った。同年12/9、偶然にして本家・京都の河井寛次郎記念館の前を通って(早過ぎて)入館できなかったこともあって、これは呼ばれている気がしていた。これまた偶然だが1/28に普段はあまり気に掛けていないNHKEテレでの「日曜美術館」を観たことも縁だった(奇しくも本日3/31に再放映されていた模様)。
河井寛次郎は、人間国宝も文化勲章も辞退したことで知られる陶芸家。陶工にして木彫も好んだようで、興味を惹く作品が幾点も展示されていた。ただ、日本近代美術鑑賞のバイブルともいえる「近代日本美術家列伝【神奈川県立近代美術館編】」で掲載を外されているように(引用は5件アリ)残念ながら時代を画する”何か”を提示できた美術家ではなかった、と私も思う。
そんな中、本展示で私が最も強く惹かれたのは陶芸作品にはなく、何といっても京都の記念館の庭に置かれているという『丸石』だった(当展示では写真のみ)。バランスボール程の大きさの、ゴロンとした丸石だそうで、新築祝いに郷里の親友たちに所望したと注意書きに書かれていた。
う〜ん、何てセンスだ。石灯籠の申し出を断って、敢えて丸石が欲しいと。「寛次郎さん、なんで庭に丸い石を置いたんですか?」
コスタリカの石器文明に「ディキスの石球」があって以前から気にしていたのだったが、これは日本製だろうか?
昨日の京阪神自転車旅行で、事を終えた後に立ち寄るはずだった「河井寛次郎記念館」には、時間足らず入館できなかった。息子に河井と同じポーズで撮ってもらう予定だったが、「河寛の石球」に触れるのはまたの機会に。
今日はその息子の19度目の誕生日に当たる。我々夫婦が父親母親になって19年、と言い換えもできる。
かつて息子が熱心に応援したFC岐阜も、今日のアウェイでの対松本戦に勝利して現在J3で一位だ。
先週には次女がバレエコンクールで一位になったのも目出度い。これでただのお笑い系バレリーナで無いことが証明された。
おめでとう。
ありがとうございます。親になる、というのは正解があるでなし、手探り足探りでの日々の積み重ねの結果で子も親もようやくヒトとなるイメージでしょうか。些か困難なバリエーションルートを脂汗かいて登るような。
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