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培広庵と名乗るいうコレクターのコレクションという。ギャラリートークにも登壇された模様で全くの覆面、でもないようだ。実業家だろうか?
コレクションの対象とされた有名どころの作品に、鏑木清方、伊東深水、渡辺省亭等があった。また三園と称される上村松園、池田蕉園、島成園は当然のこと、池田の旦那である池田輝方も横にあった。私は日本画に明るくないのだが、北野恒富や菊池契月、伊藤小坡、土田麦僊、甲斐荘楠音、竹久夢二までなら何とか、不勉強な私の知らない画家も多く名を連ねていた。
個人的には京都で観て関心を持つようになった梶原緋佐子の展示が嬉しかった。美人画の多くが上流階級の女性を対象としたのに対して梶原は市井の女性の、何気ない生活の一姿を描く作家として記憶に残っていたので。
評価が高まって値が上がる前に購入する目利きだったのだろう、一個人の蒐集としては大した点数だと思う。ただ、私にとってハッと目を引くような美人画は残念ながら見当たらなかった。表情が硬い、と申しましょうか、モダンさが見受けられなかった。それを思うと2022年8月に富山で観た福富太郎の蒐集作品のレベルの高さを改めて思い直した。特に、島成園。
まっちゃんの家から歩いてでも行ける長良雄総の三甲美術館で、沙羅双樹の花が見ごろになっているそうです。女房が箏仲間と見に行って来たそうです。絵心の無い女房は、入館料1200円はぼったくりだと言ってゐましたが、ルノワール、梅原龍三郎を所蔵している美術館だから、そんなものでしょう。
参考までに。
三甲はプラスチック会社の美術館でしたっけ。美人なら何でもいい、という言い草は今の時代NGですね。こちらは千円でした。
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