極北の怪異ナヌーク

世の中でもっとも古いドキュメンタリーの一つで『極北の怪異（ナヌーク）』（1922）という作品があります。フラハティという人が、イヌイットを一年以上かけて撮影したフィルムです。
イグルーを作っているシーンがありました。これは、僕の作るのとは違って、高い技術が必要な螺旋式です（三十八分目のあたり）。
アザラシ仕留めて綱引きで引き揚げたり、すごいですよ。時間のある折にでも御覧ください。カメラマンはただ呆然と撮っているだけ。これぞ本当のドキュメンタリです。
https://www.youtube.com/watch?v=uoUafjAH0cg

コメント

monkichikun

RE: 極北の怪異ナヌーク
yoneyamaさん こんばんは
極北のナヌーク、十年位前に劇場で観ました。
映像自体はかなり演出が加えられているので狭義のドキュメンタリーに該当するか微妙ですが当時のイヌイットの生活を記録した貴重な映像であることは間違いありません。
冒頭のカヌーの中から家族やら犬やらがぞろぞろと出てくるシーンが大好きです。

映画と直接関係ないけど数年前に『ナヌーク』というロックバンドが来日したときに初めてグリーンランド語の歌詞で歌うのを聴いて感動した覚えがあります。

イグルスキー米山

モンキさんRE: 極北の怪異ナヌーク
カヌーから、十人近く出て来ましたね。アザラシ獲りは、長回しで、フィルムの尽きるまで付き合うという感じがしました。グリンランド語って、入植したデンマーク語？先住民いましたっけ。

monkichikun

Re: モンキさんRE: 極北の怪異ナヌーク
デンマーク語とは違うのですが、あの地方のいくつかのイヌイットの言語を融合しアルファベット表記に替えて共有語にしたものだと思われます。
グリーンランドからアリューシャンにかけてはカヌー猟を行うイヌイットの先住民がいたようなのですがロシア領に入ったエリアではロシア人の毛皮産業にカヌーが使われて2人から3人乗れるようなバイダルカと呼ばれる長く大きなカヌーに変化しました。
グリーンランドではそれぞれの村で比較的昔からのカヌーの形状が残っているという話です。
とはいえ、猟に関しては現在は動力船を使っています。

まっちゃン

RE: 極北の怪異ナヌーク
イグルウマスタルならば一度、条件の良い場所でビシャッとした螺旋式完全版イグルーも作成してみるべきではないでせうか。斜面滑ったりしがてら（三十九分〇五秒目のあたり）。

イグルスキー米山

まっちゃんRE: 極北の怪異ナヌーク
北極圏に出かけて、どんな雪質でやっているのか、一度試して見たいですね。