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覚えていたのは以下の3×6の表だったのですが。
浄土宗 法然 知恩院
浄土真宗 親鸞 本願寺
時宗 一遍 清浄光寺
日蓮宗 日蓮 久遠時
臨済宗 栄西 健仁寺
曹洞宗 道元 永平寺
今回のお寺めぐりでばっちり頭の引き出しに入った模様です。面白かったと言っていました。僕もこれまであいまいだった宗派がすっきりわかりました。
前日覚えた曹洞宗とか浄土真宗とか、親鸞とか、弘法大師空海とか、寺内の看板や説明書きの中に見つけて知識を現実に投影しました。
禅宗は渋い建物だけど、浄土真宗はなんだかポップで大衆っぽい感じで、真言宗は古いからインドっぽいのが見えるぞとか。そういうのはお寺を見るとなんとなくわかって来ます。
北東の端、鬼門の守りから大安楽寺(真言宗)のチベット風伽藍の下で大わらじを踏んで、長称寺(浄土真宗)、林昌寺(浄土宗)、恵光禅院(臨済宗妙心寺派)、正行寺(浄土真宗大谷派)、芳仙寺(浄土真宗大谷派)、放光庵(浄土宗)、妙勝寺(浄土真宗大谷派)、大松寺(曹洞宗)。
ここでは本丸、二の丸、三の丸は大名と上級武士の居住区。その総堀(そうぼり)の外側が、町人と下級武士のそれぞれの居住区。さらにその外側、田畑との境に、各宗派の寺が並び、町の「へり」を縁取っています。どれも17世紀半ばに城下町づくりのために、周辺一帯から移転させて城下のへりに置いたもの。防衛上の役割で、有事の際には町の外縁部の寺社に兵を込めるためだったともいわれます。
やはり最大多数派の浄土真宗(念仏を唱えればどんな人でも救われるポップな宗派)と、曹洞宗(下級武士に広く広まった禅宗)の二つの数が多かったです。
時宗のお寺はあまり聞いたことがないです。時宗名物の「踊り念仏」は佐久の跡部でやっていると知りました。興味深いところです。舞踊も歌唱も本来は神仏への捧げものと思うので。
甲府ではやはり総本山久遠寺の近くでもあるし日蓮宗がかなり多かったのですが、この日はありませんでした。調べてみたら、日蓮宗の寺は西縁と南東にありました。
放光寺(曹洞宗)、玄向寺(浄土宗・城主水野氏菩提寺)、広沢寺(曹洞宗・城主小笠原氏菩提寺)、牛伏寺(真言宗)と、いずれも松本では城下町以前からある山裾の古刹のほとんどもこの機会に調べて備忘メモ。
当時の地図を見ると東サイド、南サイド、南西サイドは寺社でびしりと固められていて、いまそこを破って住宅が埋めているのは、明治初期の廃仏毀釈で打ち壊されたためと思われます。
これまでは漫然としてお寺の区別がついていなかったけど、娘の中学歴史参考書で特色の違いを知ると、全部違う寺に見えてきました。
神社は大体戸が開いていてお参りしたり拝礼したりすることがあるのですが、寺というのはたいていお坊さんが居らず、訪ねても締まっていて拝礼する場も特にないのでこれまであまりなじみがありませんでした。お寺にも暇な坊さんがいて世間話でもしてくれればよいのですが。
左図:右側(東側)の黒いのが寺町
中図:右側の濃緑色がお寺
右図:2ヶ月かけて住職たちが編み上げた大安楽寺の7mのワラジ。踏んで厄落とししました。
こんばんは、懐かしいですねー。
記憶を紐解いて全部一致したのは
浄土宗 法然 知恩院
曹洞宗 道元 永平寺
だけでした(´_`;)
親鸞はなんと本願寺が思い出せず、日蓮は恥ずかしながら久遠寺がわからず…
かなり落ち込みました
興味がないものを受験のために勉強することが、いかに頭に残らないかというのが良くわかりました!
本来、こういうものは頭じゃなく、心に残すものだろうと思うので、実物を見に行って焼きつけるのはとてもいいことなんじゃないかと思いました。
皮肉なもので、学生の頃は神社仏閣なんかまるで興味がないのに見に行かせられ、今やっと見に行きたいと心から思えるようになっても、なかなか行けず。
教育とはなんぞやと(´_`;)
備忘録みたいな話にコメントありがとうございます。
学校で習うのなんて、きっかけに過ぎないんですから後は好き好きで深めればいいと思います。こんな話は子供が興味を持つほうが変人です。身延山久遠寺が山梨県にあることも、山好きなのに僕も甲府に住むまで知りませんでした。
教育とは・・・、自分で学習するものだと思います!
yoneyamaさん、こんばんわ。
娘さんとお寺巡り良いですね。
こうやって知識と現物を合致されると
理解と興味が進んでとても楽しそうです。
意外と知らないことだらけってのがよくわかりますね。
今、ちょうど司馬遼太郎の「空海の風景」を読んでまして、
天台宗と南都六派の対立など仏教宗派の違いなどに
興味を持ち始めたところです。日本の仏教史など、
勉強し直さないとですね。・・
勉強しなさいって子供だけやらせるの、きくわけ無いですよね。大人も楽しそうに勉強するから子供がやりたくなるわけで。
こないだ図書館で借りたけど読みきれずに返しちゃった「浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか (幻冬舎新書)」に南都六派の簡単な説明がありました。そのあたりは今ではますます少数なのかな。勉強はおもしろいですねえ。
空海も、どこに行っても伝承だらけ。山の中にもあちこちで見かけます。空海が喉を潤した湧き水だ、とか。一休みした岩だ、とか。
こんばんわ。
同じ仏教でも宗派や国によって建物や神さまの顔つきが変わるから面白いです。
凄く歴史好きでなくても、少し思いだしたら面白い。韓国の寺の四天王はナマズみたいな髭が生えてハクション大魔王に見えました。色も派手です。タイほど派手でないので、東の日本に来るころにはすっかり地味になっちゃって神様も人間ぽくなってるような
時間と空間の違いに寄ってできるバリエーションが宗派であり国際性なんですね。仏教が廃れた中国や韓国朝鮮では、きっと外国の宗派みたいなものなのかな。それにしても大仏の髪型って、実際どうなっているのでしょうねえ。
いずれそのうち神社仏閣巡りもしてみたい・・・
と目的もなく漠然と思っていましたが、とても参考になりました。
ちと、自分なりにも調べてみようかな、と思いました。
たびおさんの実力なら多摩一円のお寺ハシゴも近そうですね。ひらめきのねたになって光栄です。わけも知らずに生まれる前から続いていた習慣や死生観、いまになってその元を知るのは面白いですね。
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