明日は中学の中間試験とのことで、毎晩欠かさず通ってクタクタになって帰るバレエの稽古を珍しくお休みして、台所の卓で娘が何時間も試験勉強に集中している。かなり熱中してやりこんでいる。自分の部屋もあるけれど、二階で暑いし、台所の机がいいらしい。
集中していると、いつもだと妻がのんきに話しかけたり、ネコをかまったりしてきゃあきゃあ言って、集中を削ぐ。悪気はないのだが、おしゃべりで陽気な妻なのだ。中学二年は自分にも他人にも厳しい年頃なので、「勉強してんのに話しかけないでよ!」と娘。「だってえ〜」と口を尖らす妻。
しかし今夜は違う。私の友人が置いていった全30冊ほどもあるマンガの山を、妻は熱心に読み進めいて、かなり静かだ。私も読んでいる。おかげで娘はカリカリと鉛筆音を立てて集中している。今宵、親はマンガ、娘は勉強でし〜んとしています。網戸の外からコオロギやクツワムシの声。
1時間に一回くらい集中の切れた娘が、「おならについて。豆やイモ類をたくさん食べるとよくおならが出ます、ギャハハハ。」なんて何かを読み上げて集中を解いています。
マンガは戦前京都にあった武道専門学校の話です。妻と娘はすでに20巻ほど先を行ってますが、父はようやく4巻終わったところです。大人って宿題や試験がなくてマンガ読めていいよなあ。でも中学生の集中力と吸収力は本当に惚れ惚れするほどです。今がやり時。
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