舞妓さんが白粉を使って上手に化粧をする様子を見たので、半夏生の、葉の半分だけに白粉を載せて、虫の気をひく風情に、目がとまったのかもしれません。
この野草の名前は、
梅雨の「半夏生」の時期に咲くから、または、
花弁がなく、葉を1枚だけ、あるいは半分だけ、この時期だけ白く染めて、虫を呼ぶから、
などのいわれがあります。
私には、村の娘さんが慣れない化粧をした様子にも思えます。
ドクダミ科では、ドクダミも花弁はなく、つぼみをつくっている総苞片が、白い花弁のように変身し、虫をよぶ役目をします。
科は違いますが、マタタビも花の代わりに葉を何枚も白く変色させて、虫を集めます。
真夏の太陽が来る前の、梅雨空に似合う花。
お花の可憐さと、tanigawaさんの風流な文章に惹かれて寄って来た虫です
半分だけしかお化粧をしないのは、初さを見せる作戦かもしれませんね
hanepataさん、今朝も早朝から奥秩父の森に出かけてしまい、返事が遅れてすみません。
>半分だけしかお化粧をしないのは、初さを見せる作戦かもしれませんね
なるほど、時の流れを惜しむ虫たちだって、うぶですからね。なんでもそうかもしれませんが、完全無欠にやっちゃうと、かえって目にとまらなくなるのかもしれませんね。
半夏生は、群生していると、かなり遠くからでもとても目立ちます。
ちょっと姿に不思議さがあり、近寄っちゃいますね。
お化粧をしない素肌を残す、というのは、舞妓さんの襟足も、W字型におしろいを塗って、素肌を少しだけ見せているんですね。
女性らしさが引き立ちますね。
とてもロマンチックな文章ですね。
初めて半夏生を見たとき、白いペンキがかけられているのかと思いました。
名前が分かったとき、これが歌に詠われている半夏生かと感動しました
yamaaokiさん、初めまして。
yamaaokiさんの記録を訪問いたしました。
花が好きなんですね。同感です。
私の場合は、山は、雪や渓谷や森があり、花や実やきのこがあり、移ってゆく季節を楽しみながら、でも、いまでいえば春や梅雨はもう過ぎつつある。そんなことを考えながら浸りこむ相手になっています。
この2日間、ほとんど人が入らない奥秩父の小さな渓と森できのこを探索してきました。
地面は暗く、オシダやコウモリソウなどの緑のやぶが、足元を覆って、秋の明るい色彩とはだいぶ風景は違います。夏から初秋のきのこが、生えだす準備をしたり、梅雨の低めの気温を秋と間違えて、伸び始めたりしていました。
秋に見るブナの倒木は、一目で全体が見わたせます。でも、いまの時期は、太い幹も覆うほどの低木のやぶや深草に埋もれて、巨大さがすぐにはとらえられません。
そんな森の、明るく開けた小滝のそばに、クリンソウの小さな群落があって、下から3段目くらいの花を咲かせていました。
雨がだんだん本降りになるなかでしたが、いい写真がとれた感じでした。
花は無条件に美しいです。
クリンソウを確認しました。これがそうなんだと合点がいきました。
静かな山歩きは、理想ですね・・・・
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