槍穂にまったり滞在。白出沢、涸沢岳→北穂、東西鎌尾根

2019年09月14日(土) 〜 2019年09月21日(土)

• GPS: 49:27
• 距離: 73.1km
• 登り: 6,548m
• 下り: 6,700m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:57
• 休憩: 1:50
• 合計: 9:47

3:52 鍋平駐車場
4:24 4:41 新穂高登山指導センター
4:43 4:43 中崎山荘 奥飛騨の湯
5:03 5:03 小鍋谷ゲート
5:40 5:54 穂高平小屋
6:46 6:53 白出沢出合
8:06 8:52 重太郎橋
9:06 9:18 白出大滝
9:47 10:01 荷継小屋跡
13:39 穂高岳山荘

2日目

• 山行: 4:02
• 休憩: 2:03
• 合計: 6:05

5:44 穂高岳山荘
6:26 7:08 穂高岳
7:45 8:25 穂高岳山荘
8:41 9:22 涸沢岳
11:49 11:49 北穂高岳(北峰)
11:49 北穂高小屋

3日目

• 山行: 4:26
• 休憩: 1:13
• 合計: 5:39

6:53 北穂高小屋
6:54 7:05 北穂高岳(北峰)
7:23 7:32 北穂高岳・天場
9:35 10:11 涸沢小屋
10:15 10:15 涸沢
10:41 10:41 Sガレ
11:23 11:40 本谷橋
12:17 12:17 横尾岩小屋跡
12:32 横尾 (横尾山荘)

4日目

• 山行: 2:10
• 休憩: 1:17
• 合計: 3:27

7:11 横尾 (横尾山荘)
7:41 8:06 槍見台
8:27 9:08 横尾 (横尾山荘)
9:45 9:45 槍見河原
9:53 10:04 一ノ俣
10:12 10:12 二ノ俣
10:38 槍沢ロッヂ

5日目

• 山行: 5:57
• 休憩: 0:40
• 合計: 6:37

4:20 槍沢ロッヂ
4:53 5:01 赤沢岩小屋（ババ平）
5:34 5:47 槍沢大曲り
6:54 7:09 水俣乗越
8:36 8:37 ヒュッテ西岳
9:17 9:20 赤岩岳
10:26 10:26 貧乏沢下降点
10:57 大天井ヒュッテ

6日目

• 山行: 5:11
• 休憩: 1:02
• 合計: 6:13

5:28 大天井ヒュッテ
5:43 5:51 牛首展望台
6:03 6:12 大天井ヒュッテ
6:33 6:33 貧乏沢下降点
7:42 7:44 赤岩岳
8:16 8:20 ヒュッテ西岳
8:30 8:37 西岳
8:44 9:00 ヒュッテ西岳
9:51 10:07 水俣乗越
11:41 ヒュッテ大槍

7日目

• 山行: 5:14
• 休憩: 0:23
• 合計: 5:37

6:22 ヒュッテ大槍
7:15 7:29 槍ヶ岳山荘
8:13 8:21 千丈乗越
9:39 9:40 左俣乗越
10:37 10:37 硫黄乗越
11:36 11:36 樅沢岳
11:59 双六小屋

8日目

• 山行: 5:03
• 休憩: 0:47
• 合計: 5:50

6:00 双六小屋
6:03 6:03 双六池
6:40 6:40 くろゆりベンチ
6:52 6:52 花見平
7:03 7:05 弓折乗越
7:38 8:03 鏡平山荘
8:06 8:06 鏡池
8:36 8:37 シシウドヶ原
8:57 8:57 イタドリが原
9:12 9:13 チボ岩
9:25 9:36 秩父沢出合
10:13 10:13 小池新道入口
10:28 10:32 わさび平小屋
10:42 10:42 笠新道登山口
10:50 10:50 中崎橋
11:01 11:01 お助け風穴
11:14 11:16 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
11:21 11:22 新穂高温泉駅
11:35 11:35 鍋平高原駅
11:50 ゴール地点

累積標高　登り　　下り
1日目　1960m　 260m
2日目　 580m　 470m
3日目　 40m　1420m
4日目　 430m　 230m
5日目　1160m　 380m
6日目　 980m 　770m
7日目　 600m 　910m
8日目　 180m　1700m
合計　　5930m 6140m

天候

1日目（14土）　晴れ
2日目（15日）　晴れ
3日目（16月）　晴れ
4日目（17火）　晴れのち曇り
5日目（18水）　雨のち晴れ
6日目（19木）　晴れ
7日目（20金）　晴れ
8日目（21土）　雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

新穂高　鍋平無料駐車場から

写真

9/14 4:38

好天予報の3連休初日とあって、1時30分でも県営無料第3駐車場は満車。鍋平もあと数台しか止められませんでした。その後来た車はどこに置いたのかな？

9/14 5:40

穂高平小屋。週末のみ営業。平日は避難小屋として利用可。

9/14 6:46

長い林道を行き、この看板の所から白出沢のコースへ入ります。

9/14 7:02

重太郎橋までは普通の良く整備された樹林帯の登山道です。

9/14 7:36

振り返ると笠、弓折がきれい！

9/14 7:39

9/14 8:02

9/14 8:10

重太郎橋が見えました。

9/14 8:12

橋を渡って・・

9/14 8:35

右岸側の沢を詰めていきましたが、なんだか踏み跡が少なく、浮石が多い。これはおかしい・・。上を見ると、岩をへつったルートがあり、人が歩いています。戻らねば。。

9/14 8:47

重太郎橋を渡ってすぐの所にこんな立派な取り付きの梯子があるのに、二人とも見落とすという大失態（汗）

9/14 8:50

岩をへつったルートをしばらく行きます。

9/14 9:01

鎖もありますが、それほど危険ではないです。

9/14 9:13

再び左岸側に渡って・・

9/14 9:27

樹林帝を行き・・

9/14 10:02

荷継沢から先はガレ場の沢を詰めていきます。

9/14 10:20

最初は植生の間にルートが明瞭。

9/14 10:38

9/14 10:47

植生のエリアを抜けると、複数ある薄い踏み跡をたどって沢を詰めていきます。マーキングはほとんどありません。どこが正解なのか判らない。ルートを外すと、極端に浮石が多くなります。

9/14 11:02

9/14 11:06

みなさん、試行錯誤しながら独自のルートを見つけて登っている感じ。

9/14 11:31

途中、右岸側（沢を見上げて左側）のこのマーキングに向かうのがポイントです。（ここ、重要）

9/14 11:58

ここから先は、このマーキングに沿って忠実にたどれば、ルートを外すことはないです。見つけにくいですが・・

9/14 12:10

有名なこのサインを見たかった！笑
ここから約1時間30分です。

9/14 12:18

ここから先はマーキングも増え、ルートも見失わなくなります。

9/14 12:54

ガスが下りてきました。

9/14 13:45

もうすぐ穂高岳山荘。

9/14 13:59

一気に2000m登りは、ちょっとキツカッタ。苦笑

9/14 14:07

9/14 15:40

良く乾燥しました。

9/14 17:21

9/14 17:24

小屋の裏からはジャンが見えます。

9/14 17:38

夕食は3回戦目。7回戦ぐらいまであった様子。
小屋は布団1枚に2名でした。

9/15 4:59

【2日目】
ご来光。

9/15 5:36

9/15 5:43

奥穂に向かいます。

9/15 6:14

ジャンダルム。
ジャンをピストンしようとも思ったのですが、人が多くて渋滞しているので、今回はパスすることに。もう少し人が少ない時にチャレンジしましょう。

9/15 6:25

山頂から乗鞍方面。

9/15 6:31

9/15 6:38

9/15 6:40

朝食弁当を頂く。

9/15 7:00

9/15 7:03

西穂方面への歩きだし。

9/15 7:05

ジャンの上には多い時で20人ぐらいの人影が見えました。

9/15 7:14

ウマノセに連なる人々。

9/15 7:14

左がロバの耳。ここのへつったトラバースルートは遠めに見ると怖そう。落ちたら確実にオシマイ。

9/15 8:32

奥穂高岳小屋に戻って小休止の後、涸沢岳に向かいます。

9/15 8:45

涸沢岳まではお散歩コース。

9/15 8:46

涸沢のテント場も賑わっているようです。

9/15 9:01

さて、ここから先が本日のメインイベント。

9/15 9:06

涸沢岳を下った最低コルまでが厳しい鎖場の連続です。

9/15 9:06

ザックが大きいと背中が引っ掛かりそうになります。

9/15 9:07

9/15 9:11

ここを下ってきます。
ラーック！のコールとともに、岩が落ちていきました。幸いルートから外れていたので被害はありませんでしたが、要注意のルートです。

9/15 9:14

9/15 9:44

この梯子の上がオーバーハングした岩にピンが5本ほど打ってある場所です。慎重に行けば大丈夫ですが、ちょっとビビる場面。

9/15 9:48

9/15 10:04

もうすぐ最低コル。

9/15 10:06

最低コルで一休み。

9/15 10:27

ここから北穂までも岩場のルートで、鎖場もあります。

9/15 10:32

9/15 10:40

天気が良くてよかった。

9/15 11:06

9/15 11:09

9/15 11:15

9/15 11:31

9/15 11:38

北穂南鐐との合流地点。お疲れ様でした。

9/15 12:13

北穂小屋。

9/15 12:23

チェックイン後、ランチを頂く。美味！

9/15 12:39

テラスからの槍方面は、やはり何度見ても絶景です。

9/15 13:15

9/15 13:33

9/15 17:22

夕方には珍しい雲海になりました。

9/15 17:29

9/15 17:30

9/15 17:35

影北穂。

9/15 17:37

9/15 17:49

9/15 18:00

雲海に浮かぶ。

9/15 18:16

この日も布団1枚に2人の大盛況。

9/15 18:28

夕食は毎度の生姜焼き。

9/15 19:07

おー、月の出！神秘的。

9/16 5:05

【3日目】
朝食。目玉焼きを人数分焼くのは大変だろうなぁ。

9/16 6:55

朝はミスト状の曇天で、皆さん雨装備で早朝に出発しましたが、のんびりしているうちにガスが晴れてきました。

9/16 6:56

北穂北峰。

9/16 6:58

9/16 6:59

槍と雲海が素晴らしい！

9/16 7:06

本日は横尾までですが、ボチボチ出発です。

9/16 7:46

鎖、梯子、1枚岩もあります。

9/16 8:37

9/16 9:34

涸沢小屋到着。時間調整でゆっくり休憩します。

9/16 11:26

本谷橋。大勢の人が休憩中。

9/16 12:32

横尾山荘着。
チェックインは14時から。

9/16 13:05

スタミナ丼は外せません。にんにくがしっかり効いています。ラーメンも食べました（笑）

9/16 14:00

ピーク時は大部屋も使うようですが、基本一人1区画の個室です。

9/16 18:10

豪華な夕食。

9/17 5:48

【4日目】
明神の奥に月が沈みます。

9/17 6:12

談話室の端末で気象チェック。

9/17 7:21

槍見台までお散歩します。

9/17 7:47

槍見台。

9/17 7:49

額縁効果の槍が見えます。

9/17 9:53

横尾まで下って、槍沢ロッジへ向かいます。

9/17 10:38

槍沢ロッジ着。

9/17 10:55

ランチメニューが豊富。

9/17 17:05

夕食。
平日でもあり、寝床は1人布団1枚。

9/18 4:18

【5日目】
雨予報なので、本降りになる前に早朝に出発します。

9/18 5:33

大曲着。水俣乗越の分岐点。

9/18 5:43

水俣乗越までは、沢を登ったり横切ったりしながらのルートです。

9/18 5:46

沢を詰めるときは、登山道の取り付きを見逃さないように。

9/18 5:47

9/18 6:53

水俣乗越着。雨が強く降ったり弱まったり。

9/18 7:30

9/18 7:57

長い梯子や岩場有。

9/18 8:21

ヒュッテ西岳。
カップラーメンをいただきました。

9/18 8:53

ここから先は少し緩やかなルートになります。

9/18 9:00

9/18 9:03

9/18 10:20

ビックリ平でびっくり！

9/18 10:57

大天井ヒュッテ着。

9/18 11:17

個室状態で使わせていただきました。

9/18 11:31

ハヤシライスとカレーうどん。

9/18 13:16

のんびりしてたら晴れてきました！

9/18 16:45

9/18 17:05

夕食はとんかつ。肉も厚めで美味しかったです。

9/19 5:00

【6日目】
朝食。

9/19 5:28

牛首展望台まで行ってみましょう。

9/19 5:30

9/19 5:34

9/19 5:41

9/19 5:43

9/19 5:44

東鎌尾根、槍ヶ岳、北鎌尾根が全部見えます。

9/19 5:47

9/19 5:48

振り返って大天井。

9/19 5:50

ここのピークに山の名前が無いのはなぜ？
展望台だなんて、失礼な気がします。

9/19 6:02

小屋に戻って準備して出発します。

9/19 6:23

9/19 6:54

9/19 7:03

表銀座は槍を見ながらの展望最高のルートですね。

9/19 7:04

9/19 7:28

9/19 7:57

だんだん槍が大きくなっていきます。

9/19 8:15

再度、ヒュッテ西岳着。

9/19 8:30

西岳に立ち寄ります。

9/19 8:31

西岳山頂。

9/19 8:32

これから辿る東鎌尾根。

9/19 9:13

9/19 9:15

9/19 9:19

9/19 9:46

9/19 9:54

水俣乗越着。

9/19 10:05

ここからは岩場、梯子が多くなります。

9/19 10:17

どんどん槍が近づく。

9/19 10:20

9/19 10:29

9/19 10:30

9/19 10:36

長大梯子。

9/19 10:43

9/19 11:35

9/19 11:43

ヒュッテ大槍到着！

9/19 11:43

9/19 11:59

味噌ラーメンとミニチャーシュー丼をいただく。食べすぎか？笑
チャーシュー丼はミニといってもチャーシューたっぷり。おいしいです。

9/19 11:59

名物のつけ麺が売り切れ中で悲しい・・

9/19 12:38

大布団1枚に2人。しかし、布団が大きいのでそれほど狭くない。隣のスペースとロールカーテンで仕切りが出来たので個室っぽく使えて快適でした。

9/19 12:50

食堂からの眺めも最高。

9/19 12:50

自炊スペース。

9/19 12:55

9/19 13:10

槍の真似。

9/19 13:27

風が弱いスペースを見つけてお昼寝。

9/19 13:49

3800円の高級スイスワインをいただく。
1500円のチリワインも美味しかったので、そちらで良かったか・・

9/19 17:34

夕食。大皿のバジルのパスタが美味。

9/20 4:52

【7日目】
朝食。

9/20 5:17

9/20 5:34

微妙に槍が染まります。

9/20 6:24

双六小屋に向けて出発。

9/20 6:38

9/20 6:49

9/20 7:00

9/20 7:06

9/20 7:15

稜線は10m近くの風が吹いています。

9/20 7:32

9/20 7:42

9/20 7:55

西鎌尾根を行きます。

9/20 8:13

千丈乗越。北側の一段下のスペースは風よけになって休憩適地。

9/20 8:19

9/20 8:33

9/20 8:34

鎖場もいくつかありますが、鎖不要。残雪期用かな？

9/20 8:35

東鎌尾根に比べると、お散歩のような稜線が続きます。

9/20 8:38

9/20 8:47

9/20 9:02

人も少なめ。

9/20 9:19

槍を振り返る。

9/20 9:39

9/20 9:46

マツムシソウが1輪だけ。

9/20 10:07

9/20 10:09

9/20 10:16

9/20 10:22

硫黄沢。あの赤い山は赤岳。下の白いところは硫黄のよう。温泉が随所に沸いているのかな？

9/20 10:51

9/20 11:10

西鎌尾根全景。

9/20 11:14

9/20 11:16

最後の樅沢岳の登り。

9/20 11:33

樅沢岳着。

9/20 11:39

ガレ場を下ります。

9/20 11:44

9/20 11:51

双六小屋が見えてきました。奥は双六岳。

9/20 11:59

東西鎌尾根コンプリート♪

9/20 12:13

9/20 12:21

カルビ丼をいただく。

9/20 13:16

ケーキセット。

9/20 17:04

夕食はてんぷら。
翌日雨天予報の平日でもあり、8枚布団の部屋に4人でした。

9/21 5:04

【8日目】
朝食。
昨夜は時折強い雨が降っていました。

9/21 5:58

小雨の中、雨装備で出発。

9/21 6:01

テント場も閑散としています。

9/21 7:04

弓折分岐。

9/21 7:18

おっと、こんな所でライチョウママさん登場。
茂みの中でお子様たちもピヨピヨ言ってました。

9/21 7:51

雨の鏡平でコーヒーを頂く。

9/21 8:06

鏡池。槍穂の稜線は当然ガスの中。

9/21 8:36

9/21 8:43

ハクサンフウロが一輪だけ。

9/21 9:32

秩父沢。

9/21 10:28

わさび平。小屋のトイレが新しくなってました。

9/21 11:20

新穂高RW到着。
ザックと相方をデポし、ロープウェーで鍋平までワープしました。30分おきの便なので、タイミングによっては時間短縮できません。

9/22 15:03

涸沢岳

9/22 15:06

ヒュッテ西岳

9/22 15:08

大天井ヒュッテ

9/22 15:09

ヒュッテ大槍

撮影機器：

SIGMA DP1 Merrill シグマ

SIGMA DP3 Merrill シグマ

SIGMA sd Quattro ボディ シグマ

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

感想

kazucchi42

　今年も確保できてしまった長期休暇。せっかくなので、どっぷり山に浸かりたい。でも、昨年の黒部源流ロングは欲張って体力消耗したので、今回は刻んで刻んで、ラクラク行程、小屋でのんびり過ごすプランにしました。槍穂で通っていない白出沢、涸沢岳→北穂、東鎌尾根、西鎌尾根、条件が許せばジャンダルム・・ということに。初日のみ、少々ハードな行程でしたが、それ以外はほぼ午前中に小屋に到着し、お酒を嗜みながら（？）の優雅な山行でした。結構お金もかかりましたが（汗）

　初日は好天予報の3連休。駐車場は日付が変わったばかりでもほぼ満車。1日目、2日目も大勢の人で布団1枚に2人という賑わいぶりでしたが、それ以降は快適な小屋泊でした。途中、横尾山荘、槍沢ロッジはお風呂付。終わってみれば短かった気もしますが、なかなかどっぷり山に浸かれて最高でした。休み明けの仕事は何だったか・・思い出したくないです。笑

【白出沢】
　白出沢出会から重太郎橋まではよく整備された樹林帯の登山道。重太郎橋を渡ったらすぐに右岸の梯子に取り付く。これを見逃して沢を詰めないように。荷継沢からは沢を詰めていく。最初の植生のある場所は登山道明瞭。植生が無くなった先きはマーキングがほとんどないガレ場をわずかな踏み跡を頼りにルーファイして登る。途中から右岸の丸いマーキングを目指し、そこから先は比較的明瞭なルートになり、マーキングも増える。約2000mを一気に登るので、それなりにハードなコース。

【涸沢岳→北穂】
　涸沢岳からの下りは鎖のオンパレード。オーバーハングのピンを足がかりにする場所もあり、落石にも警戒が必要な緊張感が必要なルート。岩場好きにはたまらないが、悪天候の際には通過したくない感じ。大キレットより難易度は若干上の印象。

【東鎌尾根】
　表銀座のメジャールートではあるが、水俣乗越から槍ヶ岳までは急な登りの岩場、鎖場、梯子が連続し、それなりにハードなコース。

【西鎌尾根】
　東鎌尾根が男性的であるのに対し、こちらは女性的で快適な稜線散歩の穏やかなコース。展望も最高。