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これまでの14章は、どちらかというと読み進めるのに苦労することが多く、毎号毎号この翻訳連載の読了を後回しにしてこの月刊誌を読み終えることが常だった。
それが、探検にも終わりが見えてきて(果たしてこの物語の佳境は「取り付き」だったか?)ナンセン自身もそれを予見しつつ書き綴る”食”に関する記述が面白過ぎる。
P.77のカモメ、P.78のブラックベリー、P.79のそれら含めた所謂「喰いまくり」の記述には思わず声を上げて笑ってしまった。共感を込めて。
なお、山の食事何てカロリーがあって満腹になりさえすればいい、というのが私の山食に求める命題で、山にまで来てリッチさなんぞ求めはしない。
朝はマルタイ棒ラーメン餅入り、昼はビスケット、晩は大盛りレトルトスパゲッティ―で充分。
手の込んだ料理なんて器具と具材の揃った”里”で作って喰やぁいい。
だからこそ「里」の有難味を「山」で感じられるというものだ。
ビールは発泡酒とかは厭だけど。
以下、4月号あれこれ。
P.10の写真、良し。
P.114「世界の山々を描いた男」吉田博;氏の画は知っていたけれども、小山正太郎の不同舎門下とは知らなんだ。
つづくP.119、辰野氏の黒部川カヤック初下降記録は、これを機に纏めて載せてもらえると良かったのに。学生時代に読んだ記録によれば、白竜峡だかの狭窄部の滝下降時に骨折したそうだ。これは素晴らしいファーストディッセントである(「社長室はアウトドア」に載っていたかもしれない)。
P.112、94;ブンショウ氏、梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞の報。誠におめでとうございます。
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