日曜、いつもの会社横の川に遊んだ。
遊んで一時間も経たぬうちに長靴姿のトッツアンが下りてくる。
落ち鮎漁の時期で、これから漁協の人間が仕掛けを設置するので移動してくれ、とノタマウ。
薪やら焼きそばやらカヌーやら、荷物降ろした後なのに。
腹を立てぬように、下流へ移動する。
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初めての桜橋下へ行けば、先客あり。
お爺さんとその孫娘。挨拶すると、意外にも心安い返事が来る。
大体に於いてこういう場合、8割方目が合わないので、意外だった。
一宮からだそうで、岐阜の川へはアユ釣りによく来るとのこと。
先週、この上流で4歳児が流されて亡くなったと全国ニュースになったばかりということもあって、二人体制で子等を見る。
モナミちゃん【小2】もウチのナガラ【小3】も人見知りせず、俺が水を向けるとすぐに打ち解けて、遊び出す。モナミちゃん、シュノーケルで前歯が抜けてたな。
バリバリの人見知リスト(特に♂に対して)のヒダカ【年少】が、このお爺さんに手を引かれて遊びだして驚いた!
なぬ〜。
このお爺、只者ではない。
いつもは俺が逆の立場で他所の子等と遊ぶことが多いのだが、今回は任せてみよう。
その間に橋脚の流木集めて火を熾す。水温、結構低いので。
ソーセージやハイジ印の焼きチーズ、それから流れてきた鮎を焼いて振る舞うと喜ばれた。焼きアンパンの返礼あり。
最近は、オカシな大人も多いので「他所の大人とは話すな目を合わすな、声掛けしないで頂戴」ビームを(特に母親バアチャンから)感じることも多く、風体の怪しさ満点の俺なんぞはその対象となっている。
色々とメンドクサイ時代やね、とオジサン。川の話等、大いに波長の合いそうな方だった。
午前の不愉快な移動も、この出会いの流れの一環だったのだ。
爺ちゃんに水を掛けまくる増長振りを発揮した小2小3ペアも別れしな、去り難かったのであろう特にナガラはツッケンドンな態度をとってろくすっぽバイバイもしなかったが、車に乗り距離が出るや、お互い見えなくなるまで手をブンブン振り続けた。ありがとう。
きっと子供たちの記憶に深く残るのだろう、こういった出会いと別れは。
またいつか会おう、モナミちゃん爺ちゃん。
暑い夏の日に。
モナミ;仏語mon-ami【わたしの友達】(渡仏経験のあるママ命名とのこと)
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