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海岸の砂浜に湧いてるんですよ、水が。
阿蘇に行って以来、次に是非行ってみたかった湧水はといえば、鳥海山北面は獅子ケ鼻湿原に湧く「出壷」と、ここ釡磯海水浴場の湧水だった。
出羽三山を登り終え、次なる目的の鳥海山に向かう折にこの海抜0mの地の湧水に参った。
親子連れの家族が水浴を楽しむ砂浜の傍らのあちらこちらに、山から圧せられた清水が砂浜を押し上げる様が小規模ながら見て取れるのだ。
看板には「鳥海山からの伏流水が湧いています。かなり深くまで埋まりますのでご注意下さい」とある。
う、埋まっていいの?!
柿田川や阿蘇や泉が森では人目があって叶わなかった「湧き間」への手足突っ込みを、ここでは誰憚ることなくヤッていいのだ! の、だ。遥々岐阜くんだりからやって来た甲斐もあろうというものよ。
してその実感は、、、、、
感慨無量でした。
同様に海底でもこの湧水現象があるはずで、この鳥海山の伏流水により岩ガキをはじめとする豊かな海産資源が育まれているとのこと。ぼんやりと納得する。
湧き間に放り込んでおいたサッポロクラッシックを回収し、西日に輝る日本海岸をドライブして飲むキンキンのソレは、殊の外美味しいものでした。こちらは納得。
オカァチャン、後の運転頼んだ!
ゲリラキャンプの翌朝に二人で訪れた「出壷」には絶句、のち悶絶す。
こんなにも素晴らしい場所が、在るのかよぉ。
鳥海山、恐るべし。
ちょうど、さっき、井上ひさしが書いた群読戯曲のテキスト、「水の手紙」というのを読んだのですが、偶然です。山形出身の井上さんが、こども向けに、最上川と世界の水のつながりを書いたものでした。あとがきで、蔵王、鳥海、朝日、飯豊に降る水と雪について語っていました。その湧き水パワー、ウズベク人のこどもと、チャド人のこどもに見せてあげたいなあ!
http://bookmeter.com/b/4582835791
あ!鳥海山は最上川水系じゃないけどね。
画は萩尾望都ですか。
山形県は、蔵王、鳥海、朝日、飯豊、吾妻山から月山までを保有する山大国で、それらを集水するのが最上川とは認識不足でした。五月雨を集めるまでもなく水ゴウゴウなのでしょう、融雪期のその奔流を見てみたいものです。
そんな中、鳥海は最上川水系ではなく、降り積もった膨大な雪解け水や雨水を海に向けて流すのだから、あの湧水群もむべなる哉。
湯殿山から下山しての鳥海への移動の際に、御神体で会ったドイツ在の日本人登山者を乗せたのですが、その方との会話の中で「山形出身者といえば」でその女性が挙げたのが藤沢周平、吉野弘で、私は考えて考えてう〜ん「ラズウェル細木!」お里が知れますね。
井上ひさしは挙がらねど、石原莞爾、土門拳、齋藤茂吉など挙げてもバチは当たらない。白瀬矗は、金浦なので秋田県人か。
今回の鳥海山遡行ルート、米山さんには強くお勧めします。女チームを鍛え上げて、家族で行くのも良いかもね。
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