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ということで、流れ重視の我が家としては行かずばなるまい那っ智〜へ。
南紀の秀渓・黒蔵谷、美渓・栂谷の帰途だから2002年夏だ、立ち寄ったことがある。
地理の時間には「紀伊山地」として習うさして標高の無いこの土地に、何故にこうも立派な滝が垂れるのか?それも133mもの直瀑が! 登りたくなる心情も解からなくはない(いや、その形状を目の当たりにすると「登るかよ、これに」が、正直な思いだった。タイムリーなことに、宮城君の上梓した本が発売されたそうで、冒頭がこの話になっている)。
那智滝への道すがら見ゆ姿からして既に思う。
正に「天龍舞う」といった感あり。
家内は永く焦がれた場所だけに感慨深げで、神妙だ。またしてもタッケーオは顔が能面に変化す。
那智滝、これ程のビッグフォールはそうザラには無い。台高の中ノ滝、東ノ滝も素晴らしかったが、那智滝はまた特別の存在感がある。均整のとれたそのお姿いと良し。
スピリチュアリスト・江原啓之によると、滝への参道(お滝拝所)途中に強烈スポットがあるとの事。ずざまじいらしい。
能面タケオ君に里心がついてしまい、行くべき所にも行けてしまった今となって「しゃあねぇ、帰るか」になる。
家内に言われて気付いたのだが、飛瀧神社(ひろうじんじゃ)で終わりなのではなく、ここから歩いて四〇分程の熊野那智大社に行かなければここに来た意味が無いそうだ。ここで一ゴネするのが普通だと思うが子供思いの家内は「又の機会でイイのよ」と申す。御神木の楠の洞(うろ)にも惹かれたがまた来ようや。御朱印帖、一項空けとけや。
次回再訪の機会を持つならば、是非雨後の大増水時を選びたい。華厳の滝で通常の七倍量というのを見たことがあるが、それはそれは威力ある景観だった。那智滝に対する見方がまた変わるのではないかと思う。
むかぁし昔、海からこの大滝が遠望された驚きを想像する。他にも花の窟や鬼ケ城、橋杭岩等々、海を視点に俯瞰すると、この熊野という地の特別さが更に思い深まる。そう、
『神話は、地勢によって規定される』
【終い】
良い春休みですなぁ!
おいらも海から眺めるのに惹かれます。
昨日、久しぶりに泊り山行したら、
本日、ほぼ死に体ですわ。
おっ、春山かい。死に体になるのも、この齢の醍醐味よ。
未だプラ靴が見つからない。。。。。
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