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相手は台湾人とあり、お相手の江宏傑氏は台南出身とのこと。
これまで私は、台湾遡行に際して日本側親分である茂木氏の肝煎りあって台湾の方々から随分な歓待を受けてきた。この場をお借りして厚く御礼申し上げたい。
台湾と言えど台北ともなると都会的な人付き合いで済む傾向はあるも、南に向かえば向かう程にそのホスピタリティの度合いも勢い増し、かつて濃厚且つ強烈にもてなされたことを思い出すにつけ、今回の結婚に際して開催される台湾台南親族達との台乾杯合戦を当の愛ちゃんが目の当たりにすることを思うとそら楽しい心持ちになる。もう既に慣れている？
私がこれまでに有難く受けてきた台湾風「おもてなし」、それはそれはモーレツで、
【例� 枌羈惺散詰，硫�孟宗氏に昼食後連れられ乗り込んだ学校内で、台湾ビール1ダースを前にして紹介される教師たちとそれ毎に乾杯(口だけ付ける「日本乾杯」ではなく、文字通り「杯を乾す」)し続け、レロレロにされる。先生方、公務中のはずなのだが。それが終了して解放されるかと思いきやその夕刻「次はマイファミリーとカンパイね」円卓の海鮮料理屋に連行されてまた乾杯。紹興酒が嫌いになったのは、試合の潮目の7回表あたりにこれを飲んでモドした経験に由る。匂い嗅〜ぐと思い出す〜遥かな麗島〜遠い空〜。その後、高粱酒、茅台酒(マオタイ)、アオタイ。。。
【例�◆朧聞漾�幾らでも挙がる酒に纏わるエトセトラだが、もう止めにしておく。
台湾で恐ろしいのは、次から次へと仲間と称する人間たちが立ち現われては乾杯を続け、客人は迎え撃たれるという図式があることだ。先程まで潰れて横になっていた兄さんが、再度乾杯サークルに入ってくるところを見るにつけ「ゾンビか、おのれは」。
20年近くも前の事なので、多少なり事情も変わったことだろうか？いや、変わっていない気がする。それが台湾。
結婚後は、江宏傑氏の嫁と言うことで「江 愛」となる？
何はともあれ、おめでとう。
末永くお幸せに。
乾杯にだけは留意して。
台湾風「おもてなし」を私も台南の田舎で受けたことがあります。結婚式に３回の招待と、葬式に１回参列したことがあります。15年ぐらい前です。新郎新婦にはそれまで一度も会ったことがありません。新郎の勤務する会社に、出張で来た日本人というだけで、「どさくさ」に紛れて歌まで唄わされました。葬式は嘆き悲しむグループとドンチャン騒ぎのグループに分かれていて、私はドンチャン組でした。ふしぎな国だとおもいましたが、何やら温かくて妙に懐かしい感情が湧いてきました。愛ちゃんも幸せになるでしょう。
私も常にドンチャン組です。台湾ではちょっとした関わりで仲間に入れてくれますね。
そうです、台湾に対して「何やら温かくて妙に懐かしい感情が湧く」というニュアンスでこの作文をしたいと書き始めたのでしたが、あらぬ方向に走ってしまいました。愛ちゃんもきっとそんな感情に包まれることと思います。それが幸せになることの一環だと思います。
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