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昨秋、トレーニングがてら登った近郊低山の道すがらに、見覚えのあるような無いような花を付けた、あれかもしれないしこれかもしれない、でもよく判らない草あり、取り敢えず確認しとけ、と一群れ咲くそれら花の一株を引いて持ち帰った草があった。
やはりセンブリだった。
私がオッサンになって以降あの苦味を好むようになり、以前は道の駅で購入したものを煎じて飲んだものだったが、昨年はその見つけたセンブリで楽しんだ。薪もそうだが、自らの手で採取し、それを日常生活に取り入れるなんて如何にも心楽しい。
実は今回、時期をピッタリ合わせて昨年の記憶を頼りに出掛けたものの、特徴あるあの場所に咲いている筈の白花が見出せないでいた。送電線の巡視路も兼ねたこの道は、維持管理の為に定期的に刈払いが入るらしく、その部分にも刈払われた跡があった。「ああ、刈られてしまったか」と落胆して諦めかけたものの、周辺を隈なく見廻り、目を皿にして探すこと20分、ありましたよ! 前年とはちょっと離れた30m手前に幾株かがアキノキリンソウとシハイスミレの葉の傍にお辞儀をしていた。昨秋よりも開花時期が遅れている模様で、未開花のためにパッとは見つけられなかった。道上で踏まれてしまうであろう三株を頂戴して下山した。
【写真は昨年の開花時のもの】
母に頼まれたアケビが、数年前まであんなにもあったという場所に見つからなかったので、代わりにセンブリで勘弁してもらおう。
もしかしたら病気が治癒に向かうかもしれない。
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