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11月というのは登山、特に沢登りを志向する人種にとって、何とも半端な月である。
高山では降雪を見て、半端な装備で遡上してきた私のような迂闊な人間を手酷く追い返したりもする。
濡れた身体で風雪に遭うその悲しさといったら比類ない。今ではアミューズトラベルの一件で周知された低体温症で、私含め経験の無い者にとっては想像を越えた危険だろう。
奥美濃なら正月に沢登りするのもアリだと、先達日比野氏は云うが。
いっそ北海道の旭岳にでも出向けばリアル冬山に突入して半端さも払拭できるが、そこまでのズクもない。
沢登り派は、積雪期には山スキー派に鞍替えするジンタぁもまあまあ居るげなで、降ってまいさえすればアンキなもんなんかも知れん。わっちにはよう判らんなも。【美濃弁】
20代の頃は、このモヤモヤとした月をうっちゃることが一年の中での核心だったりもした。山にも行けず、さりとて恋にも生きられず。
今年の北海道は例外だが、街では雪も降らず寒風吹きすさび、孤独な青年には寒さがひとしお身に染みる月である。だからこそ、男女が身を寄せ合う季節になるか。結婚さえしてしまえば、何のことはない。
海の向こうの台湾遡行に当てるという荒業もあるにはあった。南国でも11月の渓谷とあらば大いに寒いんだけれど。
今の仕事上では造林補助�郡�申請の締切月だったり、将又会計検査の受検が有ったり無かったりと、気もそぞろ。
家内の誕生月であるのだが、当日は風の吹くこと度々。
京都にでも出向いて紅葉狩りするのが11月の一般の感覚だろうか。
それとも、近郊の雑木山をカサコソと徘徊するのがヨロシイか。
英国の歌手Morrissey【The Smiths】にも「モンスターが生まれる11月」（原題『November Spawned A Monster』）という曲があるそう（何とモリッシー、先月初めに来日してた！）。
北海道では、既にスキー山行の記録が何件か出てきました。例年だとまだ、ツボかスノーシューなのですが。私も来週に向けて、明日、スキーの準備をしようかと思ってます。
写真、いいですね。モミジが一番好きです。
シェイクさんの冬山行の記録を見ていますと単独冬山なんてよくやるなぁ、といつも思います。自身、沢ならそこそこイケる気はしていますがリアル冬山となると二の足を踏みます。シーズンが早まる分には皆文句も言わないのでしょうかね。今年はイグルーマスターが近く？にお住まいとあって、例年よりも踏み込んだ雪山に出掛けてみたいと考えています。
沢登りの方が怖いよ。自分は膝が痛むので、もう沢には行けなくなったけど、沢の場合、すぐにはザイルを出さないから、ちょっとしたスリップでも大事故になるというプレッシャーがあったなぁ。あと、単独でのやぶ漕ぎとか。昔、知床の沢へ単独で行ったことがあるのだけど、知床岳の近くのハイ松の海の中でルートを失いそうになった時は本当に泣きたくなった。あんな所で遭難しても絶対に見つけてはくれないからねぇ
いやいや、そう仰らずに沢にもどうぞ。最近の北海道では、白老や風不死周辺でプチ沢登りが流行っているようで、地図で見ても楽しそうです。
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