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聞けば、山の中に小屋掛けして自分たちだけの遊び場が欲しいのだと。
平坦地のある山林を御所望で、畑をやりたい、狩猟もしてみたい、車の入れる道のそばで、できたら水があるといい。
更にそれを安く、何て言われたら「山ん中でも探しな」になるところだが、いや、その山を探しに来たのだったか。
聴き取り後、後日連絡する旨伝えてお帰り頂き、社長に話を伝えた。
じきにそのお三方は再訪され、どうやら商談成立したらしい。幾らで購入を決めたのだらうか?
その中身については埒外なので、詳細不明。
ただ、購入後の展開は見られた。
彼らにとっての理想郷は形成されたか。
公益性のイメージからだらう、雑木山を欲しがる方もこれまで何名も来社され、それプラス水、道、更には平坦地ときて不成立と相成った。
あの〜、山なんで。
その手の物件が、今後望まれる時代になろうか。
別荘と妾は作るまでが楽しい、と古いOBの誰かが言っていました。誰かが昔作って使わなくなった別荘が、甲府の裏山なんかでも、林道脇にたくさんありました。片付ければいいんだけど、結局廃墟なんですよねえ。車で行けるところはものを持ち込みすぎるのでしょう。歩いてしか行けないところの廃墟は、なんだか爽やかですね。一升瓶ぐらいはありますが。
「別荘と妾は作るまでが楽しい」金言頂きました。
別荘と言わず、田舎には勿体ないような空き家が多くあります。会社のある自治体はじめ地域おこし町興しで空き家活用の補助制度も散見され、捨て置くよりかは活用すべきで結構な事と思いますが、中々維持継続できないようです。
この時代に皆が別荘に何を望むのかに興味があり〼。モノから離れた「何か」だと思われますが、そうであってもついつい持ち込んでしまうのでしょうか。
廃屋を見て村上春樹の「納屋を焼く」を思い出すのは私だけかな? この作品と「午後の最後の芝生」が好きでたまに読み返します。
若者3人にとっては、「別荘」というより、子供の頃の「秘密基地」の延長だったのでは?もし、そうだとすれば、彼らの気持ちも何となく分かる様な気がします。
ただ、「道」やら「水」やら、あれこれを求めるようになると、だんだんと純粋な「遊び心」から離れて行ってしまう様な。
大昔、我々の先輩がトムラウシの地獄谷に温泉小屋を作ったという話を思い出しました。どんな物だったのでしょうねぇ。私がそこを訪れたときには、わずかに基礎の杭を残すのみで、跡形もありませんでしたが。もしかして、金言のOBは、温泉小屋のメンバーという事は?
シェイク様
そう、秘密基地ですね。私が言いたかったのもその本末転倒さ加減です。
私も遠からず自宅猫の額庭に自作してみてその心を探ってみたい。
成程、温泉小屋メンバーが言った金言かもしれませんね。好い所でしたが地熱で暑いわ狐に食糧奪われるわで、何ともな所でした。
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