|
|
|
心砕いてアレコレ作り、良かれと思って減塩薄味出汁効かせの料理拵えて供すれど美味いも不味いもなくボソボソと囲む食卓で挙句、姉の買ってきた塩醤油濃厚化学調味料キックの惣菜には「コレ美味いわ」のコメントで、味の素シンドローム氏にそう言われるにしても最早、立つ瀬無し。
村山聖の師匠であった棋士、森信雄ならずとも「あ〜しんど、冴えんなあ」と独り言つ。
昨晩は、その姉と看護介護の件で軽い口論となり、仕事会社を盾に無理だ出来ない限界だと申す。
えっ？未だ何もしてないやん、あなた。スマホイジッてゲームしてる間に、食事、洗濯、声掛け、オムツ交換、やるこたぁ幾らもある。言ってくれなきゃ判らんってか？
漫画読み、スマホイジッて年末に、温泉旅行に出かけるやよし、背後の大隅ちゃん(仮名)。
山登り？カニカニでパフパフだ？
うおぁっつ、頭が煮えるっ！【赤字】
業火の如く頭にやるかたのない憤懣が渦巻く中、今日は仏壇に線香を立てるのを忘れていたことにフト気付く。
心鎮めて火立の蝋燭に燐寸で火を灯し、二つ折りした線香に火を移して振り消し、香炉へ立てて手を合わせる。
すると不思議なことにスーーッと雑念が抜けていく体感を得た。
立ち昇る煙の如くに。
更には母が後生大事に守ってきた、祖母から贈られたという陶製の弘法様に手を合わせるや更にヒュィーッと抜けてゆく。
「御仏に帰依する」という想いこそが救いのスタート地点なのかもしれません。
以前、屋根も無く裸で祀り続けていたその仏像が埃に塗れるのを気にしていたところ、格納する『厨子』の存在を知って名古屋大須の仏壇街に両親共々出掛けて購入したのが2000年のこと。瘋癲だった私が仕事らしい仕事に就いてようよう得た初任給？で買って差し上げた。
12/21の鏡島弘法縁日には、穏やかな好天にも関わらずついに参れず仕舞いだった。
文頭その�げ鯏�；南無阿弥陀仏。
今の老人世代は、グルソー（グルタミン酸ナトリウム＝味の素）で料理の腕を磨いた世代だから、いいの。好きだっていう喜ぶもの食べさせればいいの。薄い味わいを知るには、本を読んだり、一週間はグルソー抜きの食で舌を戻すなど、相当な見識がなければできるものではないと思うよ。
自動車依存も工業食料依存も、高度成長期の選択肢なしの日常だったからね。ただその生活習慣が現代の成人病の遠因かもしれないけれど。僕らが子供のころ見ていた明治生まれのなんでもやっちゃう何でも耐えちゃう百まで生きちゃう老人は、もうどこにもいないのだなあ、と時々思います。
葛藤は自分の心の中の問題だよね。空海上人、いい像ですね。
折しも昨日、当の私がグルソーにコテンパンにノサレル事態が発生しました。
海老のスープの味付けは〜、と何かないかと物色して見つけた以前部下に貰った南国風辛スープの素でガーン！と。旨っ！ グルソーにより、心の効用とその広大無辺さを知るに及びました。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する