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昨日は小学校卒業式翌日の終業式に当たり、離任される先生もお見えと云う。
不登校だった息子の卒業に際して、これまで随分と気に掛けて頂いた校長、教頭先生、小3小5時に担任だったFC岐阜好きの斧先生(仮名)、そして小6時担任の早矢仕田先生(仮名)に御礼の挨拶に伺った。
お礼参り、ではない。
参る前に、自宅に寄って息子に同行を勧めたものの、踏ん切りは付かなかった。判った、後はお父ちゃんに任せとけ。
お一方づつに簡潔に、サッパリと御礼を述べるつもりで娘�△鯱△譴導惺擦悄�
所謂「お礼参り」ではないことを暗に伝えるためにも。
職員室の、窓口なった先生にその旨伝えると、待っていましたとばかり校長室に御四方がズラリ並んで面接方式みたくなった。おいおいおい。
もしや「構えて」ます？ 妙な時代ではある、確かに。モンペだっけ？ 怪物親御共？
何にしても、こちらの立場からしてあの状況で緊張も無くスラスラと礼を述べられる親も多くはないと思う。大抵、気後れするだろう。
校長や教頭先生は、登校時に直に拙宅まで登校の当てない息子へ声掛けに来て下さった。
早矢仕田先生は、毎夕登校することのない息子に対して明日の予定を伝え配布物を置きに来て下さった。
斧先生とは、5年時に一度直接話す機会を得た。こころの病を発症した経験からウチの坊主の不登校に大いに理解を示して下さり、ご自身の力不足を嘆かれたがそうにない。御理解頂けただけで充分でした。
そもそも息子の不登校に関して学校側に難癖を付ける気はなかったし、不登校のキッカケとなった4年時の義春先生(仮称)にも非は無かったと考える。あくまで息子個人の、いや家庭の話に落ちる。
十分程で伝えたいことは伝えられた。何より娘�△�居心地悪そうだったのでザラッと話しきって私自身はスッキリした。
息子の分も、心より御礼申し上げた。
お礼参りと言えば、台湾の山の先輩に当たる黄孟宗氏を思い出す。
名の通りに孟宗竹の様な覇気漲る御仁で、若い頃に台湾百岳を完登してしまう程のエネルギッシュな方で(台湾百岳完登の難度は日本百名山のソレとは訳が違う！)、私のフラフラ台湾遡渓時代には、大変世話になった方でもある。酒はもうそれこそ、タッツツップリッと呑ませて貰った。
その孟宗氏の御職業、何と中学校教諭。褐色の肌にレスラーの様なガタイから、見た目からはまずもって想像つかない。
（氏の授業中に、他の先生と酒盛りしたのも懐かしい。その先生は、酒臭い息を吐きながら次の授業へと出掛けて行った。良いなぁ、台湾。）
お互いの拙い英語と、お互いの拙い相手の母国語である日本語中国語台湾語の単語並べ立てて、あとはジェスチャーで何とかかんとか伝わった話なのだが、授業では(体育教師！やはり)高圧的でエネルギッシュな態度で中坊共を捻じ伏せていたために、卒業ともなると闇夜を狙って「お礼参り」されて、この傷がその時の痣だと、ゴツい二の腕を示してくれた。
台湾でもあるのね、お礼参り。
日本のテレビの影響？ 金八先生だったっけか。
礼参り 冬往き去って 春や来る
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