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これがテレビのある朝の風景、か。今はじめて知った。
さて、本命の玉置神社へいざ出掛けよう。
「たまき」とくれば私にとっては新日曜美術館の「緒川たまき」となるが、今はそんな感慨に耽る場に無い。
噂によると、かの吹石一恵氏が願掛けをしてその成果としてあの「マチャ」こと福山まちゃ治、いや福山雅治氏と結婚したという名の通った？神社らしい。行ってから知った情報だったが。
何にせよ、まずもって辿り着くことからして困難さがあるとの話で、まずは地図読みをシッカリキッチリしていくことを心掛けた。
山道なので私が運転し、スマートフォンでの地図読みを家内に任せるも案の定、道を見失う。
それというのもここのところの熊野地方の観光振興の進捗度合は中々で地図情報が現状に追い付いていない模様、画面上に無い道路が目の前に実際有ったりするもんだからこりゃ混乱するわいな。
基本的に看板追えば辿りつける様にはしてあるものの、敗退者続出もむべなる哉。
沢登りで山頂三角点ドンピシャ男の俺には造作ないわい。
標高上って逓減率により6.5℃程は気温低下した霧に煙る駐車場へ、割合早くにトウチャコできた。些か寒い。
これは遠い、とも言えるし古人にとってはさして山深くも無いかもしれない。沢登りなら日帰り圏内だぁよ。
水平道を歩き出すと、間伐遅れの林分の杉林があり、それらを通り過ぎると俄かに杉の胸高直径が太りだし、社殿が見えだす頃には俄然太っとい大杉が現れた。
この社叢林、植栽木ではなく実生であろう。天然木でこの太さとなれば果たして何年生になろうか？ その緻密であろう年輪を見てみたい。
何の予備知識も無く、南面の玉置川を遡行して目の当りにしたら感嘆の声位は上げてしまいそうな杉木立だ。名のある大杉が幾本も立っていた。
ただ下層植生が貧相で、よくある平地の社叢林とは様相を異にする。
崇神天皇によって崇神天皇61年(紀元前37年)に、熊野本宮と共に創建されたとあるが、真実や如何に。
参拝者は先程オバチャン軍団一群れが去ったので、我々家族とウェスタンの彼氏＆ハポンらしき彼女のみ。
ここでも家内はキッチリ御朱印を頂きご満悦子。
折角なので、息子の今後を「上から押しつけられた忠誠心にしたがって生きるのではなく、自分だけの信念を自分の力で探す【角幡君のブログより】」人生を送られるよう念じた。
アウトドア休憩所に熱っついお茶が用意されていたので有難く頂いた。
下山してからの”あの”温泉を縁(よすが)に、復路を辿った。
まぁ、参詣できてヨカッタデス。
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