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連休は娘�，離好歉�でそう身動きも取れず、手前勝手に春山だの紀伊半島の沢に行くわけにもゆかぬ。
常日頃から目を通す数少ない「私のお気に入り」HP・ブログの一つ、ピアニスト野本晴美氏『はるみ日和』によれば5/4.5で「豊橋アートフェスティバル」に竹内直バンドメンバーとして参加されるとのこと。
豊橋！ 豊橋といえばパイセンyoneyama氏の赴任地である。こ、これは行かねばねば。
同行予定だった坊主は直前になって行けなくなり、娘�∀△譴届�休の高速道に載って安全運転で南下、渋滞に掴まることもなく豊橋へ。
13時の初回に間に合いそうだと、下駄履きの米氏と市電に乗って駅前へ。
スイス人曲芸デュオの背後を、携行ピアノを背に通り過ぎる晴美氏を目にして「あぁ、ホントに来たんや」と実感した。
野本晴美；ジャズのピアニストで、若かりし頃の御顔立ちの系譜は昨今話題の浅田真央に繋がる。
1973年東京都生まれ。12歳のときにNHKホールで自作曲を東京フィルハーモニーオーケストラと共演とある。東京藝術大学ピアノ科出身と他所の某HPにはあったが、作曲科に進学しその後中退されたとブックレットにはある。藝大中退、カッコイイ。クラシックに傾倒していたものの大野三平氏のピアノを弾いたのをきっかけとしてジャズの世界に入る。大野三平！世紀末ごろ亡くなった、知る人ぞ知るバップピアノの名匠である。
母親がヤマハ音楽教室を開いているそうで、石塚真一「ブルージャイアンツ」にも有った話として聞くとご子息いっぽ君は「岳」の主人公三歩由来なのかもしれない。あ、全然関係ない？
好きなアーティストとして最初はキース・ジャレットを挙げ、後にアーマッド・ジャマル、エリントン、モンク、ソニー・クラークを挙げている。「自分の言葉で喋れる音楽」を理想とされているそうだ。
個人的にはデビゥ作「another ordinary day(2002)」の� �my shining hour(私の尊い時間)」をよく聴いた。気持ちを揚げたい時やアブナイ山行からの下山後、また結婚前の妻と上手くいかない際にと聴いたものだった。
自作曲の�ァ峺嬲磧廚鯢床舛垢襯灰瓮鵐箸鯑匹鵑世海箸�有るが、同様に作曲家としての面を打ち出して十分以上も奏される��も力作に思います。
その後もライブ現場で日々鍛錬した成果を「Belinda(2007)」や「5.1+1(2012)【DVD】」で披露している。「5.1+1」については不思議なディスクであることを付記しておきたい。あ、3rdの「VARGO(2014)」も買います。
芝生で正座して聴いた。
主役はあくまでテナーとパーカッションとなっており、パンフレットにもピアニストの名前は挙がってはいないけれど、私にとっての主役はあくまで野本氏であった。
バンド背後に電車が時折走る中3曲が演奏され、一曲目はボウっとしてしまって失念(確かラテン曲)、2曲めが「私のお気に入り」で3曲めがチャリパカ曲だった。オーニソロジー？いやドナ・リーだったはずだ。
曇天下での演奏だったが、アドリブするそのご様子は眩しいようなお顔をされているのはディスクを聴いているだけでは判らないことだ。
代々木のNARUなんかで大坂昌彦や江藤良人のドラムで聴けたらそりゃ言うこと無いんだけれども、こういうのもまた乙である。
みるは氏には演奏後にサインを頂き(もう一枚持ってくるの忘れた！)、カメラは米プロに任せて娘共々写真に収まった。
一歩君やご主人も紹介頂いた。
直接聞いてみたいこともあったけれど、そういった場での口上が不得手な私としてはもう十分。
空野本、いや空の下で薫風に吹かれビール飲んで観られるだなんて、最高だった。
尚、娘のお気に入りはその後に観た「ココナッツ山本」だったとさ。
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