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纏まらない話を纏めよう。
終わらない歌を歌おう。
親族の宗派がゴンチャラ(美山語)。
岐阜というこの地に暮らすこと、お世話になる寺が浄土真宗（ここでは「お手継ぎ寺」)であることを基準とする。
仏壇はその線で揃えることとしても、後々妻のご先祖様も祀るとなれば宗派にとらわれない類の仏壇を選ぶつもりで訪店した。
浄土真宗のありきたりの金ピカ仏壇よりかはシックで落ち着いた色調のソレを選びたい思いがあった。
買う気満々なんだけれど、いぎなり「コレッ、コレなのよっ」というものに当たる由もなし。
予算縛りで次から次紹介されるまあまあの仏壇に、積極的採点をどうにも与えられない。
「まぁ、これにしとくか」程度で手打ちにするわけにもゆかぬのだ。の、だ。
金は出すと言っておるのだ。の、だ！ いや、不謹慎でした。
説明をあれこれ受けて「考えておきます」で店を出ようと振り向いた刹那、目に入ったるは「屋久杉仏壇」！
「コレッ、コレなのよっ」
後日見に出掛けた家内も、温かみがある材質で気に入った。
但し値段は張る、そのくせ下段がないタイプで、当座は箪笥の上に置くのはどうかと質問すれば「その引出し、開かなくなるわよ」と店主娘は曰う。
オマケにこの女性、屋久杉仏壇とはいっても屋久杉の実生苗を他所に運んで育てたものとの余計な説明まで呉れた。勿論、ツキ板でもある、と。
間伐遅れ林分によくある、緻密な目をしているのは好ましい。ただ、役物としては些かスッキリとしないモヤモヤ部位を使用している。
それを押してもこれがいい、だがしかし床の間に設置することを決めてしまっている身には直置きは正座しても阿弥陀如来を見下ろす(見下す)位置となり不可。
一週考えて仏壇店再訪が私にとっての連休初日5/3午前、家内（と娘�◆砲閥Δ坊茲瓩帽圓�。決めてしまおう。
以前、拙宅にも来て室内事情を汲んで下さる今井氏の「台座は自作すればイイんですよ」の一押しで購入を決めた。
自作で結構、と。
台座は私がヒノキ大径木の根株でお造りしよう。
弘法大師の台座もその横にお造りします。
それがために私は林業に従事している、のか。のだろう。の、だ。のに違いない。
仏壇中に収める仏具、おリンを私の好む丸々モノで統一し、また御本尊を阿弥陀如来の仏像形式に改め、両の親鸞上人、蓮如上人を絵像とする。
これまでのご本尊(後光六本の絵像)を「精抜き」して新たに納める仏壇の引き出しに収め、これからの御本尊となる阿弥陀如来仏像に「お精入れ」してもらうのを百箇日法要に、それと同時に仏壇をも今回購入を潮に替えることとする。
あ〜あ、スッキリした。
いや、まだこれからか。
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