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ビカビカゴロゴロザアザアビウビウと、短時間ながら実に賑わしかった。
これを先日の3189.3の山頂で迎えていたら、と思うとそれは楽しい想像で、幸福な余韻に包まれて何時しかまた寝入った。「車の窓、開いてなかったよな・・・」
十年程前、家内の実家で盆休みを過ごしていた夕刻に、当地名物「日光雷」による雷雨を親父さんとビールを飲みながらガハハハ眺めていた。
私「お〜い、車の窓開いとらへんよな?」
妻「う〜ん、閉めたはずやよ」
子守中の家内との会話に120%も100%もヘッタクレも無いけれど、確証の持てない幾%かを含んだその返答に多少の不安を感じたままに、激しくなる一方のその雨脚と薄っすらと巻くアルコールの渦とに、確認に外へと出向く意志も薄れて数時間。
果たして窓は全開だった!
私の大のお気に入り地図であった昭文社のライトマップルがビショ濡れ!
当時も今も大人げない私は、妻に対して相当怒った覚えがある。
車はいい。どうでもいい。問題は地図だ。
殊地図に関して、分けても昭文社ライトマップルに関しては特に私は寛容さを持ち合わせていないのだ。
もちろん今も刊行されるライトマップルなのだが、中でも2000年周辺発行のピンク時代の図版が、沢登りを始め大きな山域の登山を計画するにあたって実に見易く大いに活用し重用していたのだった。
どう見やすかったのかと申せば、コンタラインと道路表示のバランスの妙といいましょうか、その地図を眺めながら何杯でも酒が飲めてしまえるというか、飲まされてしまう地図と申せば伝わろうか。
それがピンク時代が過ぎて今ある図版に替わると、観光に特化した(道路表示を強調して山地渓流部分の表示をおざなりにした図版)他社にも有りがちな地図へと成り下がり、私にとって無価値なモノへと転落した。
こんなにも大事な留意点をなおざりにして十年以上とは!思い切った役員人事を考えた方がいいと思うよ昭文社。
地図愛はこれくらいにしておく。
昨晩の雨は凄かったな、と早起き夫婦の我々は十年前のその昔話も含んだ会話を交わし、見送られて車に乗り込めば、
果たして窓は全開だった!
社会の窓でなくってよかった
ヒバ様
首うなだれて見下ろせば、社会の窓もまた同様でした。
15年前、息子と北ア(南アではない)北の股の稜線で雷に撃たれたことがあった。地響きに恐れおののいてなす術がなかった。出来れば出合いたくないもんですョ。
macchanならルンルンだろうか。
マースケ様
いやいやいや、雷はイヤ、ツキノワグマの方がまだマシです。ルンルンならずクンクン?
それ、分かる。賛成票。
ほんのちょっとした具合の違いで、見やすかったり、見にくくなったり。
ヒバ様 ナイス。拍手をおくります。
マースケ様 よくぞ、ご無事で。涸沢ベースで岩登りしている時に、一番怖かったのは、午後の雷でした。
シェイク様
そう、地図問題はTPPよりもパリ協定よりも死活に関わる問題なのです。ワタクシにとっては。
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