市民無料ホーム試合とあって、観客数は今シーズン最多の11364人が詰め掛けた。
これだけ居るので今回も幼稚園ママ友とバッタリ会った。お声掛けありがとう市原さん、俺の凡庸な顔なんぞよくも見付けるものだよ。
6戦負けなしでその内4試合が無失点と守備の安定も光る山形相手に、私は勝つのは厳しいと見ていた。
出来て0-0の同点ではないか、と。
蓋を開けてみればFW大本祐槻の初得点で先制し、ちょっとした隙を突かれて追い付かれての1-1同点で試合は終了した。
DF大本を、FWとして登用した監督采配が奏功したと言えよう。またその采配に応えたFW大本を岐阜市民を代表して褒め称えたい。
その動きがプロには到底見えなかったFWクリスチャンの途中投入は甚だ疑問に思えたものの、それら点について書いた記事は見掛けなかった。
隣りに座った単独観戦オバちゃん「今年は観てて面白いわねぇ、去年までは負けて当たり前の試合ばっかりやったでねぇ。」
勝ちたかった。古橋には決定機がnido2度有っただけに。
いや言うまい、本人が一番悔やんでいるであろうから。
ガッカリする息子と饂飩屋に寄って、麺啜って帰宅した。
勝ちたかった、確かに。
だが、負けなかった。
負けなかったことは今年のこのチームの強さをよく表している。
アウェイでの対名古屋、湘南、徳島戦がそう(打ち合いの長崎戦は行くんだったな)。
DF田森が阿部が福村が踏ん張りビクトルが横っ飛びで頑張るお陰で、失点少なく得失点差+2にして現在順位は15/22である。
J2のレベルの高さとその均衡振りを表していると思う。
京都も水戸も徳島も負けのないチームで、格上チームに対して失点をせず粘りに粘って、最後の最後で加点して勝ち切る試合運びこそが光る。
何事に於いて、勝つこと以上に負けないことの尊さを伝える人は少ない。
仕事もそう、林業では特に怪我をせず失敗をしない仕事運びがトータルでどれ程に効率的なのかを経験上知っている。
一度の失敗のリカバリーに、三倍四倍する労力が必要になる。おまけに仕事自体は止まったまま。
失敗怪我をしないためになら、数時間昼寝をこいた方がいいこともあるが、事業主にはそう伝わらない。
怪我をしない作業員には報奨金を与える事業体もあると聞くが、それを何より知っているからだろう。
スタンドプレー結構、しかし失敗しない怪我しない、そして勝てなくとも負けない価値をタケオには知って欲しい。
美味しい饂飩の価値も。
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