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3家族が集い、ボウボウとする火を囲んだ。昇った満月を肴に、ビールを1550ccと日本酒を呑んだ。
その際、不注意にも指に火傷を負った、先日の大径コナラの薪割りで腕に違和感ありながらも過日、石氏にお誘い頂いたクライミングに翌朝参加した。
クライミングは実に金華山以来、「俺壁」で日々鍛錬していたもののその積み重ねが如何様に発揮されるのか自身興味を持ってのエントリーだった。
もう一方、参加有り。
面識は無いのだけれど、お会いする以前から不思議なご縁の有る方だった。
私の親方キヨっさと4月に舟伏山を登っており(その際に石氏とも偶然会っている)、その山行に参加の縁は共通の知人だったという。
また以前、今の会社に入る前に私が面接を受けて落とされた会社に属していた経験があるという。むむむ。
お住いは何故か私の担当現場の一つであるカントリーサイドである。
珍しく宿酔でもない、朝7時に指定の場所で落ち合うと早速そのビビビ氏(仮名)と挨拶を交わすことに。
かつて一緒に屋久島の沢を登った今や金大准教授の西川チャーリー氏ソックリの方で少々驚いた。実に癖の強いヒトだったナ。
石氏もお越しで共に岩場へ。
近年間伐履歴の有る五齢級程度のヒノキ造林地を通って辿り着いた雑木山にチャーリー、いやチャートの岩場が現れた。
トップロープで取り付くも、10aにしてまるで余裕が無い。ヤレヤレ。
やはり私の手は岩登りに不向きなようで、数度登っただけで手の皮が擦れてヒリヒリになる。オマケに手汗も酷い。昨日もお会いしたママ友の福ちゃんの方が畑仕事の賜物か余程ゴツい手をしていた。
沢でするように濡れた軍手をしたまま登るべきだったかもしれない。話は違うも、もしも私に軍手がなかったらこれまで登ってきた数々の沢の中で登れていなかったものも随分多くあったように思う。
石氏は流石にガリゴリと登る。瑞浪の岩場で割れ目の慰撫、いや「イブ」を登っておられた姿を不意に思い出した。
ビビビ氏に至っては、西川氏酷似の私の警戒を破って謙虚にも「いえいえ私なぞ」と仰りつ、その実スルスルと登ってしまう。事務、いやジムの方とあって足捌きが違う。
登攀後の腕は流石に重たいけれど、以前のように魂の抜け殻のように成り下がることがないのはやはり日々の鍛錬の賜物と見てよいようだ。
私の特に嗜好する花も咲く、好ましい岩場であった。
九時には御無礼し、お二人より先に上がって、その足で出社する。
George Russell「the jazz workshop」を聴きながら。��ezz-theticを聴きたくて入手したものだが、エバンズはまぁイイとしてここではアルトのHal McKusickと一聴無機質なフレーズを紡ぐBarry Galbraith(g)の起用がピリッと効いている。
良い一日の始まりだ。
また、願います。
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