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との表題で過日10/6に、カズオ・イシグロ氏の受賞を祝う一文を載せてみえたのが、心安く山に誘って頂くことのあるガオロ・イシ◯◯氏である。
これに倣って私も祝ってみたい。
私にとってのカズオ・イシグロは小説にはなく、2007年に発売されたステイシー・ケントStacey Kentの「市街電車で朝食を」と邦訳された『Breakfast on the Morning Tram』というCDにあった。
セルジュ・ゲンズブールに並んで当ディスクの�´きЛ�にカズオ・イシグロ作詞の曲が挿入されていたからである。なお、これらに付された曲はステケン旦那のジム・トムリンソンに依るものである。トムリンも、随分とデコが後退したのは10年前に私と握手したからであろうか。
作詞家としての認識だった石黒氏、本業は小説家で村上春樹氏との交流もあってお互いがお互いの作品を嗜好する仲だとも何かのエッセイで読んだ。
となると、村上氏は間違いなく当ステケン盤を聴いているはずだ。ジャズカテゴリーの作品なので。
私にそれなりの審美眼があったらば、当CD発売に際して2007年来日した名古屋nagoyaでの握手の際ステケンに「Hi,stacey.作詞家のカズオ・イシグロ氏、ゲンズブールを越えてますね。10年先にノーベル文学賞取ると思うよ、私は。」と拙い英語で伝えられもしただろうが、残念ながら私にはかような才覚もなかった。
世界は広い、そのような耳打ちをした台湾人くらいは居るのかもしれないと想像すると、心楽しい。
今回の受賞に際して、ステケン・ジムトム夫妻からもカズオ・イシグロ氏宛て祝電が打たれたことだろう。
当然、ハルキ・ムラカミ氏からも。
何でも、近日10/27発売予定のステイシー・ケント最新作にもカズオ・イシグロが歌詞を提供、とある。
そのうちの一つ“Bullet Train”は日本の新幹線について書かれた曲となっていて、曲中には「Tokyo to Nagoya, Nagoya to Berlin」のフレーズも登場するという。
何故か名古屋打ち！
おめでとうございます。
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