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北海道から戻って美濃の蕨生に6年4ヶ月、各務原の県営住宅に4年4ヶ月住んだ後に2010年8月、今住む中古住宅に移った。その購入の段での話を以下に。
【中古住宅で思い出したが、服部文祥著「アーバンサバイバル」の巻頭には横濱での中古住宅購入の過程が値段付きでアリアリと書き付けてあって驚いた。アレに比べれば拙宅など全くもってお安い物件だったが、家を遊び倒すことにかけては私も負けない努力をしている。】
県営住宅は住み続ける場所にない、戸建て引越し先を考えていた時に私が小中学生の時、親によくして貰った加藤シンペー(仮名)が不動産業を営んでいるのを思い出した。とある物件の内覧をダシに20年振りくらいに再会し、築年数が余り経っていない格安良質物件が持ち込まれたら”い”の一番に情報提供呉れ、と言い置いた。
で、時を経ず家内の元へ降りてきた物件情報は私の中でもかなりのビンゴな中古住宅で、一番札を入れたつもりがその札を我々よりも早く入れていたのがリフォーム業者だった。格安物件だけに、リフォームして付加価値を付けて改めて好物件として出し直すハラのようだった。
二番札ながら、内覧は叶った。一番札のリフォーム会社がまず買うことになるでしょうがと、釘刺し説明を受けておきながら、家内と出かけた。
まずはどんな場所の物件かの確認で、シンペーの手下が同行呉れた。その際に本内覧は次回のこととして、折角来たのだから出来たら中も見るだけ見せて欲しいと頼むと「所有者の持ち物がそのままでゴチャゴチャのままですが」と開錠して中へ入れてくれた。アチャー、な足の踏み場もない有様だったが、荷物に埋もれた仏壇が目に入った。当時は今ほどに仏壇やご先祖に思うところも多くはなく、何とはなしに「ちょっと気の毒な仏壇だな」程度に思ってその場を辞した。
その一週後の本内覧の段で、さしたる思いもなくトラヤで購入したお供えを携えて仏壇に手を合わせたところ、後日電話入って。。。
「リフォーム会社が降りました。これで購入希望候補の一番手になりましたがmacchan90さん、どうされますか?」
「し、しゃ、社長ぉ(ぉっかあ)」「おぉ、あの物件やな」「・・・・・・」
ご先祖様のご加護か、こんな経緯あっての家屋購入だったので、先祖への敬意を忘れてはならないと肝に銘じるようになった。
墓参を熱心にするようになったのも、家内の影響もあったしこの件もきっかけとなった。
うは〜、怖い話ですね。手くらいは合わせるけれど、とらやのまんじゅうは僕は持っていかなかったと思います。やはり祈りを知るかどうかは大きいな!
いや、心楽しい話として書きつけたつもりでしたが。うっ、はっ、スマル亭。
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