電荷

　今日は、次女と私が通う通った幼稚園の創立50周年記念日前日とあって、準備で次女早上がりの早迎え日だった。

　それまでに私は私で両親の入院保険申請手続きやら退職した会社の最後の手続きやらで、余裕が有りそで無さそでそこそこあった一日だった。

　昼上がりとあって、酔狂にもガス抜きに次女と平日のショッピングモールionに出掛けてみた。
　長女と「寄生獣」を見に来て以来のことか。
　平日日中だというのに駐車場が埋まっているこの現状は如何に？

　かつて各務原の県営住宅に住まった頃にこの巨大モールの建設段階の現場を見掛けたことがあったものだが、それまで何もなかった広大な田畑空間に設えた立体空間が、近隣の商店街を吸い上げ潰した犠牲の上で成立し、これほどまでの集客を誇り、平和な日常の昼食時に見掛ける老若男女、老いも若きも群れるも独りも喋くるもスマホタップするも幸せならそれでいいのだが、到達点はここにないと判断する私の了見がただ狭いだけなのならいいのだが。
　ウチのオッかぁに言わせりゃ「何でも有るかもしれないけれど　欲しいものは何にもない」それがこの巨大ショッピングモール。

　その足で寄った、最後の給金も無事貰えて何よりな日だった。
　またその何もない所で家内への誕生日プレゼントも買えて何よりな一日だった。

　ハロウィンのまやかしグッズを108円で買ってやって、さあ明日は待望の穴山行だ。