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直樹とくれば山本直樹だが今回は西直樹、知る人ぞ知るピアニスト、だろうか。ジャズの。
最近、私の唯一の情報源であるNHKラジオ第一でチャーリー・パーカーの佳曲「私の可愛い革靴(my little suede shoes)」が掛かった。改めて聴くに、中々悪くない小品である。
で、思い出したのが件のピアニストのデビゥ作である。作品名が同曲名である。
我が家にはこのピアニストのレコード作品が3枚あって、いい機会だったのですべて再聴した。平日の、幼子の居ないタイミングでなければとてもぢゃないが出来ない所業である。
�―藝遏�My little seude shoes」
21才の、デビゥ作。一曲目が何と！Jubilationである。ボブクーパーの曲としているものの、これはジュニア・マンスの曲だったはず。バラードSkylarkの出来に只ならぬ感がする。私の大好物のBilly boyは実に普通だった。
��第三作「straight no chaser(水要らねぇ)」
大御所である高橋達也との共演だが、カルテットとあって「らしさ」が引っ込んでいる。「クリフォードの思い出」をテナーで演っているのは珍しい。
�Ｂ荼涅酩別棔�Have you met miss jones(ジョーンズ嬢にはもう会ったけ？) 」
再びトリオフォーマットでの演奏。A-2「Rami」が印象的な曲であり演奏である。解説にはあのワルツ・フォー・デビーを思わすとあるが？？？きっとB-2が「愚かなり我が心」だからだろう。そんな有名曲を引き合いに出さずとも小体で趣味の良いワルツ曲だ。不思議と「和」を感じさせるのはそれなりの学理的スパイスが掛っているのか。ベーシスト河上修氏のオリジナルで、他所でも是非聴いてみたいと思わせる。
この三枚には、驚くべき早熟ピアニストの成長過程が記録されているわけだが、同時にそこに写る写真を見て思い出したのが大学講座の先輩であった濱田武士氏だ。に、似ている。鶴瓶にも似ていたけれど。札幌からは雪の便りがあったけれど、お元気でしょうか。
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