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記憶では、第三子が生まれる前に家族で登り口を偵察に行った記憶があるので、私の中でもう七年以上持ち続けた課題だった。各務原市在住時にどこぞの役所でなんとはなしに入手した「各務原ウォーキングマップ」で「へぇ、そんなルートがあるんか」位の認識だった。その小冊子地図の途切れチグハグさも手伝って定まったラインとして見え辛かったことも足を引っ張る一要因だった。
柳ヶ瀬で「絶唱」を観た折に立ち寄った岐阜は柳ヶ瀬高島屋階上自由書房にて、周知頂いた「分県登山ガイド20 岐阜県の山」を購入した。その中で西濃東濃を執筆担当された石氏が46でこのラインを紹介されていて「あっ」と思った。値段にも「あっ」。
ご本人から芥見権現山を採用するとの話を聞いて、こんな小山を入れちゃって大丈夫かしらん、と変な心配をしていたところ、縦走ラインの一角として採用されており成る程と感心してしまった。
せば、行くかで本山行に改めて触発された形である。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1323700.html
この本、これまでの分県登山ガイドの「ん?」な印象が払拭されており、かなりのレベルに到達していると感じるのは私だけだろうか。相当に洗練されている。
登山ガイドの類を殆ど読まない私にとってこれまで関心のない本だったが、読んで「行かされてしまう」項が幾つか有るのがその優れた証拠である。読んでいて煩くない。これはひとえに執筆者のセンスに依るのだろう。要点は抑えつつ、過剰な感情を込め過ぎない。労作です。
実山行では、トレーニングとあって当本をコピーせずそのまま持ち込んだ。要所要所で本開き、ホホゥと感心することしきり(失礼)。地図に載せた情報も、極めて有用だった。
お陰様で良き山行と成せた。感謝します。
さぁ、次は41をマイウェイで登る予定だ。
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