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気晴らしなんぞにならなかった、全く。
かなりのギョギョギョ映画だった。
解説に「四半世紀に渡る女の憎悪の念を五幕構成で描く復讐劇」とあったものの、私の中では復讐劇というよりも「赦し」の映画だった。
仲代達矢が余りにシドい。
佐田啓二が余りに報われない。
高峰秀子は余りに、、、、、。他作品をよくは知らないけれど、最高作ではないのか。
これこそが木下恵介作品なのか。先週視聴の「カルメン――」とは違い過ぎた。私の中ではマイ蹴る・ウィンターボトム「日蔭の二人」級の印象深さだったか。この作品を契機に注目したウィボト同様に、木ノ恵には今後注目致します、ハイ。
しかして「永遠の人」とは。高峰にとっての佐田？いや仲代か？ 英訳は「Immortal Love」とある。不滅の愛。
愛は不滅？
熊本弁フラメンコが強烈だった。
阿蘇を舞台にした映画で、画面左手にあの怪峰根子岳が映るところを見ると阿蘇谷内牧に違いあるまい。
阿蘇を舞台にする必然がないとの評を見るが、デビウ作となった長男坊田村正和噴火口自死だけで十分だらう。
「お母さんがお父さんを許さない限り、僕はお母さんを許さないから」次男坊の言葉が忘れられない。
嗚呼、年末感最高潮。
『赦し』
今の家内との関係が関係だけに、この機にタイミングを合わせたかのような視聴だった。
許せとのことか。仲代も高峰も、また佐田すらも赦したのだ。
次男坊君ありがとう。
帰途、今年大いに世話になった仏壇店に寄りお礼を伝え、家内の欲しがっていた阿弥陀経CDを買って帰った。「永遠の人」足りうることを祈念して。
明日は草津温泉というも無事辿り着けるかが大いに問題アリ。
生きて無事、帰りたい。左様なら。
不倫ものかぁ。仲代達也、佐田啓二に高峰秀子が絡むとなると、なにやら肩が凝りそうだ。今年はmacchanのおかげで、ロイヤルに5回通った。「秋刀魚の味」は大収穫だった。
今年中にあと2山を計画しており、オヤジの年末は何かと忙しい。
来年もたのんます。
マースケ様
不倫モノではありませんでしたが配役で感じが掴めてしまうんですね、流石に。
今年も宜しくお願い致します。
山でよりも早くロイヤルでお会いするかもしれませんね、今年は。
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