いや、違った。
「銀座の恋の物語」という映画を観た。ロイヤル劇場で掛けてくれなきゃ観ようとも思わない類の邦画である。ロイヤル様様である。
石原裕次郎主演、浅丘ルリ子がヒロインとして登場する。1962年、昭和でいうと37年作。ジャズはモードの世界へ。
出だしからして今し方歩いてきた柳ケ瀬そのものの景色で、銀座でいぎなり人力車かよ!
内容については問わない。陳腐とは言わないけれど、時代が生み出した大衆映画である。水の江瀧子の企画とある。
個人的にはジャズピアニストとして登場したジェリー藤尾とその彼女でバンドボーカルの牧村旬子(「銀座の恋の物語」の歌での裕次郎のデュエット相手)が印象に残った。働いた悪事が偽スコッチ製造と如何にもセコかったが、そうと言うのも私が恵まれた時代に生きているからだらう。
「雑草のような命」で憎々しい役柄で登場した清川虹子がここではイイ役で登場して浅丘ルリ子に対するので大いに違和感を覚えた。
いつか銀座へ行ってみよう、そう思わせる映画ではあった。
こうして映画を観て生活を繋ぐような日々を暮らすと、20年前の今頃を思い出す。大和映画、いや山と映画。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する