一昨日行ったお隣さんの頼まれ仕事に必要なチェーンソーを借りに行ったのだった。
相も変わらぬ元気さで、七十中盤にはとても見えないが「ワシも歳で出来んことが増えたゎ」とノタマウ。
相も変らぬ「オレガ」で、私の黒い顔も何のその「何やその顔は?」の一言も無く喋りまくるのが相も変わらぬキヨシ節である。
親方については機を改めて書き付けたいと思うが、今回は別の話を。
キヨっさが丁半、いや班長をしている流れの話で出たのだが、限界集落ともいえるこんな人数の少ない部落で2月の第二週僅か一週間の間に御三方が亡くなったという。私の知った山主氏も含んでいる。
「そりゃ何かあるねぇ。墓が倒れているとか」と私。楳図かずおの話にあったような、、、、。
聞けば、最近の雪で集落入り口の墓がそうだという。直すべき、とは誰しも思うところだが他所様の墓を良かれと勝手に建て直すのも憚られる心理が働く。
ハードトークを聞き終えた帰途、何気なく車を走らすとそれは在った。
倒れてはいないものの、ずり落ちた形で斜面に寝た形をとっている。
中々ない景色なので、カメラを取り出してシャッターを押そうと構えてハタと手を止めた。危ない、あぶない刑事。
今月号岳人誌ゲキさんの話を思い出したのだ【P.55】(この頁のみ全て赤字にする位しても良かった思う)。この話はちょっと、、、いやかなり怖い。御本人より裏話も聞き及んだことも手伝って益々怖い話だった。
カメラは止めて、いつもの習慣で手を合わせて「しまった!」と思った。そのゲキさんの話でも迂闊に手を合わせた結果として憑依されたからだ。
帰宅までのドライブは常以上に慎重を期した。
以降、何かあったらコレかもしれないと、家内には事の次第を話しておいた。すると、
「あ、それ全然大丈夫。アッチも人をちゃんと選ぶから。」
俺って、選ばれない人種らしい。
ゲキ氏の憑依もそう、息子の不登校もそうで、現象が現れるのはその周囲の人に何かを訴えかけているのであって、問題を解決しようとする以上に現象そのものが何故こうして現れるのかに耳を傾ける機会と捉えるべきだとの家内のご神託であった。
う〜ん、憑依はゲキさんがケツ○顔だからでは? 憑依しないのは私がタヌキ顔だからでは?
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