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5月に亡くなったばかりで「追悼・西城秀樹」と銘打って「俺の行く道(昭和50年)」を上映していた。
先週が邦画屈指の名作とも云われる成瀬巳喜男「浮雲」で、次回上映作がコレとは流石はロイヤル、とだけいっておこう。
これが娯楽作としてでも映画として成立していた良き時代を思う。
主役は西城秀樹というよりは、田中絹代であろうか。
先月観た楢山節考は1983年作だったが、オリジナルの1958年版のおりん役が田中氏だったようで、当作で女優賞を獲得したげな。
田中絹代の往年の大女優ぶりを恥ずかしながら知らないのであるが(出演作多数!)、我が母と同じく発生頻度毎年約100,000人に12人の割合の脳腫瘍に罹患し昭和52年3月、67歳で病没。故に、これは最晩年の作品と言えよう。
田中絹代演ずる祖母キクは、亡き夫が残した札幌郊外の広大な土地を売っ払って金に換えて、億単位の財産を所有することから顛末が始まる。
西城秀樹の役どころがヨカッタ。信州の大学に通う登山狂とあり、始まり直ぐの帰郷上京の際にはキスリング姿であった。信州のT大学経済学部?
うら若き池上季実子、坂口良子ソックリの夏純子、長男河原崎の嫁さ役の岩本多代と、脇を固める女優さんもヨカッタ。次男の嫁さのサービスショットあり。女性とは、ただもう若いだけで価値がある。
月曜午後の回で観客数計9名。少ないのか、多いのか。
帰途、客少ないマルデブに寄ってワンタンを注文するも品切れとのことで中華そばを食べ、夏の様な照り返しの道を帰った。
合掌。
こんばんは
ヒデキでこんな映画があったとは初めて知りました。
ヒデキつながりで寺内貫太郎一家のプロデューサー久世光彦の夫人のエッセイ
「テコちゃんの時間」を読みしみじみとした気分に浸っております。
夫人(いけない関係からご結婚された)は私の町の出身なのです。
ホクリクの香りが漂う最近の中では出色の作品でした。
おぉ、キバコ氏はヒデキ羅撫氏でしたね。過去日記楽しく拝読しました。
今ならまだ間に合う! 上映は金曜まで。
御夫人は久世朋子氏ですな。
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