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これも月光登山に並んでやってみたかったことの一つでありまた、先々週お会いしたビビノ氏(仮名)が、定年退職後も山登りを続けており雨の日も傘差してでも出掛けるとの話をお聞きして、ならばいっそのことビウビウの時に実践してみたいと考えて、このタイミングを待っていた。
台風は通過したものの梅雨前線による降雨で小学校が休校になり(既に金曜の休校まで決まったとのことで、子らは4連休だぁよ)、家族で外出できないこんな時こそ真価が問われている気がする。
スマホにPCなど俗っぽいことに囚われずにいたい。
午前に家族で図書館に出掛け、蕎麦たくって帰宅して、ちゃっとマワシ(準備)して出掛けた。息子を誘ってみたものの「いってらっしゃーい」の返答だった。こんな天気で行くわけねぇべな。長良川は何時になく激しい濁水を流している。
貰ったゴアカッパ着て、沢登りの時に履くフェルト地下足袋で、今日は屋根のある有料駐車場に停めて出発した。
馬の背コース上は水が流れて場所によっては沢のよう。通常聞こえない沢音が近くに聞こえた。
いつもは人が群れる山頂には清掃員のオジサンを見たのみで人気は無い。当然か。岐阜城はガスに煙り、ぶら下がった気温計は23度を示す。
雨粒ビシビシの烈風吹きすせぶ山頂を期待したが、ガスに巻かれた闊葉樹が二度唸ったのを見届けて下山に掛かった。意外にも鳥が囀る。
下山路は瞑想の小径コースを採った。というのも、途中何度か横断する沢の様子が見てみたかった。案の定、ジャバジャバで滝と化していた。
結局、登山者とは会わなかった。屋根アリ駐車場で上着だけ着替え、車のシートに新聞紙引いて運転して帰宅した。家では熱いほうじ茶を飲んだ。
こんなのも経験すると思うところはある。
やはり下のカッパも履くべきであるとか、眼鏡者は帽子を被った方がいいとか、カメラの工夫だとか、防水だとか。
以前屋久島で股擦れになって苦しんだことや、過去の荒天下大雪山縦走なんかを思い出した。
家に帰れば乾いた服に着替えて、熱い風呂に入れ、温かなご飯を頂き、乾いた布団に寝られる当たり前の幸福を知る。
次回はもっと酷い天候下で実践してみたい。
それはそうとこれを書く今も降り続くこの大雨が、後々の語り草になるような災害に繋がるソレにならないことを祈りたい。
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