台湾隊御四方との山梨県での山登りを終え、翌朝の大阪行までには一泊を要する。拙宅は狭いために主を無くした生家をその宿泊地に当てた。
生家は高度成長期に造成されたよくある団地にあって、今や老人主体のよくある高齢化団地である。
閑静な、というよりは生気漲ることの無い殊の外静かな団地の夕刻に、台湾語と認識されるよりかは中国語と認識されそうな通りの良い声が響き渡った。その手のデリカシーを求めるべくもない台北人ではない地方在の台湾人故、余計に語調が強く聞こえて、口煩いので近所で有名な隣家から苦情が来そうで冷や冷やした。が、冷たいビールで乾杯を始めるともう、そんなこたぁドーデもよくなってしまった。
さて、折角洗濯機のある家に泊まるのであるからして、帰国間近ながら台湾隊の皆さんは洗濯を所望した。
ここ一年ほど使用していない洗濯機に、一ヶ月は着続けたであろう、いや名古屋のF氏宅でも洗濯はしていよう、ここ4,5日は着続けたであろう化繊の登山用シャツをボンボンと放り込んで、洗剤は倍量投入して回した。
洗濯終わってfamie氏(♀)に「干して分かったのだけれど、お宅の洗濯槽から汚れが出て洗濯物に付いちゃったヂャナイノヨ」と苦情を言われて、洗濯槽を覗くと確かに酷い垢汚れがズラリ付着しており、ソーリ――と謝った。
翌朝、見送ってやっと今度は自分の洗濯物の番だとばかりに、自宅に戻っていつも使用の洗濯機で洗濯してみて判明したことが、四日間着続けたノースケイプのクロロファイバーシャツとオンセンドで購入の黒ジャージ下のみに垢が付着しており、その他洗濯物は「無傷」という結果が出た。
ということは、、、、、あの台湾隊洗濯物から多量の垢が洗濯中に析出して、流れ落ちなかった垢垢が洗濯槽や洗濯物に付着したまま洗濯終了したということである。
謝って損したゼ、ではなくて、、、、、、登山とは言え皆さん、服は小まめに着替えましょう。
それにしても凄い垢の量だったナ。
すぐ謝るのが日本人の美徳。謝るのはタダ、それですむのが皆幸福。
タイワン山行お疲れ様でございました。
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