薪棚

　社長の痛飲、いや通院により急遽降って湧いたこの晴天の休日を、どう使うかに私としての資質が問われているように思う。そうに違いなひ。
　映画？　レコード漁り？　かつや？　プリンパフェ？　いやいや、ここは足るを知った上でそれらを足蹴にして、以前からの懸案である薪棚作成に着手だ。
　隣家を手に入れたらば、是非に有効活用したいと思いに思っていたスペースを遂に活用できる段と相成った。
　当初はホームセンターでtwo-by-four、もとい2×4材を12本ほど買ってこようと思っていたところ、いややはり手じかにあるものを活用すべきと考えを改めまして、昨年末に朋友の孝ちゃんマンの建築現場まで取りに来やぁ、と電話で呼ばれて押っ取り刀で持ちに行った角材板材を活用することとした。長木螺子だけをホムセンに買いに出掛けた。
　昇降階段なんぞに手を掛けていたら薪棚に着手が11時、でもまあ落ち着いて基礎を気にして、下から上へと水平気にしつつ組み上げていった。
　買ってきた2×4材で組み上げてしまえば一気に二段(四箱)分出来てしまうのだが、そこを手じかにある(短材)材料で組もうとすればそこは悲しき(いや、楽しき)「八百屋仕事」で、四分割して小箱を四つ組み上げる戦略で、今日は下段二つまで。しかしこれでも奥二列収納出来るようになったので今朝まで溢れていた割った薪がスッキリと収納出来て大いに満足した。これを書く今、酒が進んで仕様がない。

　次回、この上に小箱をもう二つ積み上げて、更にその上に酷暑に向けた蚊帳付き寝床を作って屋根を張って完成の予定である。
　この構想を家族に話したらば、家内と次女に大いに笑われた。
　「一段目でいいから今日からもう寝たら。」だってさ。
　また訪れるであろうこの夏の酷暑が今から楽しみである。ここなら涼しく眠れる。

　鈴木ちなみに三枚目の写真は過日撮影の、金(コガネ)神社の黄金(こがね)鳥居である。